デフレ脱却への道筋を確かなものとするために、2017年は疑似ヘリコプターマネー的なものや、日銀のバランスシートの縮小を行わないとのコミットを行うような対応が選択肢になりそうだ

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国債は債務の
「身代わり地蔵」

 一般的な見方として「国債は財政赤字垂れ流しの浪費によって積み上がった」との考えがあるが、そう単純ではない。筆者は長らく、国債は「過剰な債務を肩代わって積み上がった身代わり地蔵」として説明してきた。

 国債はバランスシート調整に伴う損失処理のプロセスのなか、段階的に債務を肩代わり、「時間を確保する器」の機能を果たす。悪く言えば、債務問題の「先送りの道具」でもあった。

 日本の1990年代以降のバブル崩壊において、企業の過剰債務問題として議論された。それから30年近くが経過し、日本企業の債務負担は極めて軽い、「筋肉質」状況になった。一方、長年にわたる債務負担を肩代わりしてきた結果、国債残高が巨額に達した。

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