大満足の笑み! ジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督と樋口真嗣

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 映画『シン・ゴジラ』の樋口真嗣が7日、新宿ピカデリーで行われた『キングコング:髑髏島の巨神』のフッテージ上映プレゼンテーションに出席、本作のメガホンを取ったジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督とともにオタクトークに花を咲かせた。

 本作は、これまで幾度となく映画化されてきた巨大モンスター、キングコングを、謎の島に君臨する巨大な神として描いたアドベンチャー大作。ロバーツ監督は、「日本も、焼酎も大好き。幼少のころからビデオゲームや漫画を見て育ってきたので、自分のDNAの一部になっているんだ」と日本への熱い思いを語ると「今までのキングコング映画とは違うアプローチの作品。どちらかというと怪獣物にインスパイアされているので、日本の皆さんがどう受け取るか楽しみ」と呼びかけた。

 この日は、ギタリストのMIYAVI演じる日本人戦闘機パイロット、グンペイ・イカリが、敵国の兵士と争う最中にキングコングが現れる冒頭シーンなど、初公開となる4本のフッテージを上映。ジョーダン監督は、樋口監督の指摘を受け、グンペイ・イカリという役名は「ゲームボーイ」を生んだクリエーター横井軍平氏と、人気アニメ「エヴァンゲリオン」のキャラクターにインスパイアされたと告白。そのほかの映像を説明するときも、宮崎駿監督作に『地獄の黙示録』『プラトーン』、人気ゲーム「ワンダと巨像」といった作品に言及するなど、筋金入りのオタクぶりがうかがい知れた。

 そしてそんなジョーダン監督を迎え入れるのは、日本のオタク代表ともいうべき樋口。「今日はただの怪獣好きとして観に来たら、予想に違わぬ『地獄の黙示録』っぷり。僕らの世代は、怪獣映画を卒業したら『地獄の黙示録』に行くので、この映画は大好物でできている! 楽しみでしょうがない!」とワクワクした様子。一方のジョーダン監督も『シン・ゴジラ』を鑑賞したと明かし、「大傑作だった。従来のゴジラ映画を新しく、面白くしていくところがポイントだったと思う。非常に日本っぽい官僚体制、縦割り行政のバカらしさの中にモンスター要素が入っているのに新鮮さを感じたし、今の時代にこそ作る映画だったと思う」と興奮ぎみにコメント。

 そして最後のメッセージとして、「なぜ2017年にキングコング映画を作らないといけないのか。なぜ人は映画館に行くのかを意識して作っている。『シン・ゴジラ』がそうだったように、モンスターを登場させることで、よりメッセージ性を帯びた作品になっているんだ。早く日本の観客に観てもらいたいよ!」と観客の期待をあおった。

 またこの日は、“怪獣画師”の異名をとる開田裕治による日本版オリジナルポスターも公開された。(取材・文:壬生智裕)

映画『キングコング:髑髏島の巨神』は3月25日より全国公開