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3年後には始まるかもしれない、プログラミング教育必修化を先取り!

8歳から始められるロボット・プログラミング学習キット『KOOV』(クーブ)がソニーグループのソニー・グローバルエデュケーションから発売されます。これは専用のブロックと電子パーツで組み立てたロボットをプログラムで制御できるようにしたもので、プログラミングは子どもにも直感的に理解しやすく設計された専用アプリで行います。

「ブロック玩具」と「学習教材」という2つの側面がある本製品。クリアパーツで思わず組み立てたくなる質感のブロック、ゲーム感覚もあり楽しく覚えられるプログラミングは大人にとっても魅力的です。当初はソニーストアなどネット通販中心の販売となりますが、特に子ども用に限定されるものではなく誰でも購入できます。



製品は、コアとなるメイン基板(電子工作では一般的なArduinoと互換性を持ったもの)に電子パーツ、ブロックを加えた2種類のキットと、別売りの拡張パーツセットが発売。価格はそれぞれ下記の通りです。

『アドバンスキット』(価格:4万9880円+税)

メイン基板、電子パーツ×24、ブロック×302ピースのセット

『スターターキット』(価格:3万6880円+税)

メイン基板、電子パーツ×16、ブロック×172ピースのセット

『拡張パーツセット』(価格:2万1880円+税)

電子パーツ×8、ブロック×130ピースのセット

※『アドバンスキット』は、『スターターキット』と『拡張パーツセット』をセットにしたもの。



組み立てからプログラミングまでを楽しくガイドする『KOOV』アプリ



本製品で組み立てるロボット、そしてロボットを動かすプログラムには、指示書通りに作れば完成できる「ロボットレシピ」を多数用意。Windows/Mac/iPadに対応した『KOOV』アプリで閲覧でき、購入後すぐに始められます。



 

このレシピにはアクションする動物や乗り物、演奏できる楽器など、『スターターキット』対応レシピ13種類、『アドバンスキット』対応レシピ22種類を当初より用意。この種類は今後追加の予定もあるとのことです。



難関となるプログラミングには、ドラッグ&ドロップ操作でブロックのように組み立てていけるビジュアルプログラミングを採用。こちらも、仕組みに慣れるまではレシピ通りに作れば完成できるようになっています。

 

ブロックの組み立て指示も、立体的かつ動きのある画面になっており非常にわかりやすい。

 

また、プログラミングを1から学べるメニューである「学習コース」も用意。ミッションをひとつひとつゲーム感覚でクリアしながら経験値を高めていくことができます。

 

さらに、アプリ内の実績に応じたバッジがもらえたり、ユーザー自身のアバターを作れたり、飽きずに続けられるゲーム的な仕掛けは至るところに散りばめられています。自作のオリジナルロボットは『KOOV』専用のSNSで公開もできるようになるそうですよ。

ブロック玩具としての完成度の高さ。これは触りたくなる!




『KOOV』のパッケージ。(左/アドバンスキット、右/スターターキット、拡張パーツセット)

そんな『KOOV』の実物をさっそく体験してきました。今回は特に「おもちゃ好きな大人」目線でチェックしてみたいと思います。当初はネット通販中心で販売されるという本製品、現物を見る機会もなかなかないので、パッケージから見てみましょう。

 



立方体のボックス(写真は『スターターキット』のもの)を開けると、上段には『KOOV』のコアとなるメイン基板と電子パーツが。下段にブロックのピースが収納されています。遊んだあとも片づけやすく工夫されているようですね。



おもちゃ的にも非常によくできているのがブロックです。このブロックはすべての面に複数の穴があり、中心からずれた部分に一本の突起が生えているというもの。お菓子のグミのようにクリアな色合いも相まって、一目見たら組み立ててみたくなる何かがあります。玩具メーカーではないソニーが、この洗練されたブロックをどうして扱えたのかが不思議だったのですが、学校教材・教育玩具メーカーとして独自のブロックを創っているアーテック社が共同開発に参加しているからだったんですね。

このブロックを「ロボットレシピ」の作例にしたがって組み立てた「ワニ」に触ってみました。ワニの口の中に指を入れるとセンサーが反応してアゴが上下に動くという簡単なプログラムが仕込まれたものです。(YouTube:9秒)



このように、電子パーツ・ブロックとプログラムの組み合わせで動きのあるおもちゃが色々作れます。ヘリコプターならプロペラが回転する、ギターなら弦の部分を触り動かすと音が出る(簡単な演奏ができる)など、それぞれ外見に合ったプログラムを用意。作例はいずれもデザインが秀逸で、ブロック玩具としてのワクワクをもたらしています。


ロボットレシピ作例「ヘリコプター」(アドバンスキット/スターターキット対応)


ロボットレシピ作例「インコ」(アドバンスキット/スターターキット対応)


ロボットレシピ作例「ギター」(アドバンスキット対応)


ロボットレシピ作例「機関車」(アドバンスキット対応)

もちろん、これらの作例はあくまで導入であり、慣れてきたら自由制作で大作にチャレンジしたいところ。ブロックももっと山のようにたくさん欲しくなっちゃいますね。



文部科学省では、小学校でのプログラミング教育を2020年から必修化することを検討中。これはITだけにかかわらず、子どもたちが将来どのような職業に就くとしても普遍的に求められる力としての「プログラミング的思考」などを育成するというもの。これからの子どもはもちろん、教える側の大人にとっても『KOOV』のような教材は必要になっていくのかもしれません。

取材・文/柳 雄大(編集部)

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『KOOV』Webサイト

ソニーストアの販売ページ

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