英王室も見守るヘンリー王子と米女優の交際 新たな「現代版シンデレラ」誕生なるか

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英王室がヘンリー王子との交際を認めた米女優のメーガン・マークルは自信に満ち、女優としての輝かしい経歴を持つ才能ある女性だ。王子様を夢中にさせる魔法も、宮殿まで運んでくれる馬車も必要としなかった。

昨年11月にはケンジントン宮殿が異例の声明文を発表。王子とマークルの交際を認めると共に、マークルが「ののしりや嫌がらせの対象になっている」「ソーシャルメディアやインターネット上に人種差別的、性差別的なコメントが相次ぎ投稿されている」として、メディアの自制と、マークルのプライバシーの尊重を求めた。

同じ時期にはマークルがヘンリー王子の住まいであるケンジントン宮殿に宿泊していたことが初めて報じられ、ニュースサイト「デイリービースト」の王室担当記者であるトム・サイクスは、「一般的には、32歳の男性が交際相手を家に泊めても大したことではない・・・だが、その男性がヘンリー王子なら一大事だ」と伝えた。

王子とマークルの交際は、その後も順調だとみられている。やむことのないメディアの攻撃や、常に公の目にさらされるプレッシャーに二の足を踏んだ過去の王子の交際相手の女性たちとは異なり、マークルは断固たる態度を取り、始まったばかりの王子との交際を続けるために、闘う用意ができているようだ。

女優、活動家、そして庶民の「外国人」

王子とマークルは、英王室を支配してきた慣習や伝統も打ち破る行動にも出ようとしている。ヘンリー王子の兄ウィリアム王子と結婚したキャサリン妃(ケイト・ミドルトン)も「庶民」だった。マークルも同妃と同じように庶民だが、さらにヘンリー王子より3歳年上で、父親が白人、母親が黒人の「外国人」だ(ロサンゼルス生まれの米国人)。7年間交際した男性と結婚し、2年後に離婚している。

女優としてのマークルは主にテレビドラマで活躍。出演した作品には、リーガル・ドラマ「SUITS/スーツ」、長寿番組の昼ドラマ「ジェネラル・ホスピタル」、犯罪捜査ドラマ「CSI:ニューヨーク」などがある。また、「モンスター上司」などの映画にも出演している。

マークルは世界の子どもたちを支援する非政府組織(NGO)、ワールド・ビジョン・カナダの国際大使を務めるほか、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関、国連ウィメンの親善大使も務めるなど、世界各地を飛び回って活動している。

2014年には米軍慰問団の一員として米統合参謀本部議長マーチン・デンプシー大将(当時)とアフガニスタンを訪問したり、昨年はカナダ・オタワで開催された世界ユースサミットに同国のジャスティン・トルドー首相と共に出席したりしている。自分自身の努力と熱意、才能によって多くを成し遂げてきた女性だ。

ヘンリー王子とは、「スーツ」の撮影のために滞在しているカナダ・トロントで昨年5月に出会ったとされる。王子は創設に関わった退役兵・傷病兵らによるパラリンピック形式の国際スポーツイベント「インビクタスゲーム」のプロモーションのため同地を訪問中だったという。

英王室の王位継承順位第5位のヘンリー王子も、非常に活動的な男性だ。戦闘ヘリコプターのパイロットを務め、アフガニスタンでの二度の従軍経験がある。インビクタスゲームをはじめとする負傷兵の支援の他、子どもたちのための慈善活動、アフリカの絶滅危機種の保存のための活動などに熱心に関わっている。

「結婚して家族を持ちたい」との希望は以前から明らかにしており、英王室に詳しい専門家らは、伝統に従うこととマークルとの交際について、慎重にバランスを取っていこうとしているようだと話している。