1
 
日本でも当たり前のようにHuaweiのスマートフォンの広告を街中で見かけるようになるなど、内外で躍進著しい中国のスマートフォン市場ですが、2016年を通してみると、Appleの売り上げは芳しくない結果に終わってしまったことが明らかとなりました。

Appleは四半期シェアで前年の2位から5位へ

調査を行ったIDCによると、2016年第4四半期(10〜12月)の中国マーケットシェアは1位のOPPOに続き、Huawei、Vivo、Apple、Xiaomiと続きます。
 

 
この中で落ち込みが酷いのは、AppleとXiaomiでしょう。一時はベンチャー企業として時価総額世界一に輝き「中国のApple」とまで言われたXiaomiの落ち込み方は特に凄まじく、端末の出荷台数は前年同期比で40.5%も減少しています(Appleは12.8%)。
 
また、年間でみてもAppleとXiaomiはそれぞれ、23.2%減と36.0%減となっており、シェアの縮小傾向は変わりません。
 

中国市場は引き続き拡大傾向にあるが…

飽和状態にあると言われて久しい中国スマートフォン市場ですが、市場全体での出荷台数は、2015年第4四半期の1億1,430万台から2016年第4四半期には1億3,570万台へと増加しており、まだまだ市場が勢いを失っていないことを示しています。
 
Appleは2016年の初め、中国の景気減速が同社の売り上げに大きな影響を与えかねないと予測を立てていましたが、蓋を開けると、売り上げに影響を与えた要因は実際には、景気減速による市場の停滞というよりも、AppleやXiaomiといった一昔前に流行したブランドの買い控えでした。
 
ベンダー各社で明暗が分かれたのは、地方都市については高価格のハイエンド端末に手が出せないユーザーが多く、そこに目をつけたOPPOやVivoが現地のリテール業者とのチャネル構築に成功したことで、AppleやXiaomiとは対照的に、彼らが2016年で大躍進を遂げたのではないか、という見方が出ています。実際、Appleの旗艦店があるのは、北京や上海といった、いわゆる「Tier1」の大都市ばかりです。

みんなiPhone8待ち?

もっとも、同レポートを発表したIDCは、Appleが年ベースで中国のスマートフォン市場で縮小をみせたのは初であること、iPhone7より新たなカラーバリエーションとして追加された両ブラックモデルは注目こそ集めたものの爆発的な人気には至らなかったことを指摘しながらも、「10周年モデル」とされるiPhone8(仮称)が、再び中国市場でAppleがシェアを回復させるきっかけになるのではないか、とみています。
 
事実、2014年にiPhone6が中国で大ブームを起こしてから早3年。AppleがiPhoneユーザーの買い替えサイクル見込みを従来の2年から3年へと延ばしたことからも、2017年がちょうど彼らがiPhone8を買い替えの選択肢として検討する年に符合します。
 
 
Source:AppleInsider
(kihachi)