6日、健康時報によると、大気汚染が肺ばかりでなく大脳にまで影響を及ぼし、アルツハイマー病を引き起こすリスクを高めるとの最新研究結果が英国の研究グループから発表された。資料写真。

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2017年2月6日、健康時報によると、大気汚染が肺ばかりでなく大脳にまで影響を及ぼし、アルツハイマー病を引き起こすリスクを高めるとの最新研究結果が、英国の研究グループから発表された。

英ランカスター大学のバーバラ・メイハー教授とその研究グループはこのほど「米国科学アカデミー紀要」に最新の研究結果を発表。アルツハイマーなど神経変性疾患と関連がある激しい酸化を引き起こす原因の一つとされる鉄の酸化物が、大気汚染スモッグに大量に含まれていることを発見した。研究グループのメンバーであるデイビッド・オルソップ氏は「大気汚染がアルツハイマーを引き起こす重要な危険因子である」と考えているという。

また、米シカゴのラッシュ大学医学センターの研究グループは以前、約1万9000人の高齢女性の記憶能力や居住地域に関する比較研究を行い、大気汚染が激しい地域の被験者は認知能力の低下が著しかったとの結果を発表している。

陝西省人民医院神経内科の主任医師である李鋭(リー・ルイ)氏は、スモッグによる大脳への影響を軽減させるには人通りの多い場所に行かない、汚染が激しい時には外出を控える、屋内に空気清浄機を設置するといった汚染対策が必要と説明。同時に、身体を鍛えることや各種の習い事、社会活動への参加によって脳を活性化することも認知症予防に役立つとした。(翻訳・編集/川尻)