ホイールから頭が抜けなくなった子犬(出典:https://www.facebook.com/Butte-Silver-Bow-Fire-Department-123225211201015)

写真拡大

視界に入るもの全てに興味を持ち好奇心いっぱいの赤ちゃんは、気になるものを触ったり舐めたりしてどんなものかを確かめる。ハイハイができるようになり、自由に動き回れるようになると大人はもう目が離せない。しかし予期せぬ行動を取るのは人間の赤ちゃんだけでなく子犬も一緒らしい。米モンタナ州で遊びたい盛りの生後8か月の子犬が起こしたトラブルとは…。『weather.com』が伝えている。

モンタナ州シルバーボウ郡ビュートではこの時期、最低気温が0度を下回るなど寒い日が続く。先月30日も日中の気温は4度を下回っていたが、生後8か月のクーンハウンド犬の“ブレイズ”は元気に裏庭で遊んでいた。

その日の午後、2〜3時間ほど外出していた飼い主が家に戻って発見したのは、イタズラ好きのブレイズのなんとも滑稽な姿だった。

「ブレイズの頭には裏庭に置きっぱなしにしてあった車のタイヤのホイールがスッポリはまっていたのです。驚いてすぐ地元のセントフランシス動物病院に連れて行きましたよ。」

飼い主によると、獣医は様々な器具を使って外そうとしたもののホイールはびくともせず、困り果てた獣医はビュート・シルバーボウ消防署に助けを求めたそうだ。そして駆け付けた消防隊員が最初にトライしたのは、もっともオーソドックスな手法と言われる“ココナッツオイル”を使うものだったという。

消防隊員の1人は「ブレイズはとても落ち着いていました。吠えることもなく、処置が終わるまでじっと我慢しているようでした。少なくとも5時間はホイールがはまった状態だったようで首は少し腫れてはいますが、さほど時間をかけずに抜くことができて嬉しく思います」と述べると、こう付け加えた。

「やんちゃなブレイズにとってはいい教訓になったでしょう。もうこんな救急コールがないことを祈っていますよ。」

消防隊員による珍しい救出劇と言えばイギリスの英サウス・ヨークシャー州で昨年9月、おまるに頭がはまって抜けなくなってしまった4歳の男児が消防署に現れて話題となっていた。

出典:https://www.facebook.com/Butte-Silver-Bow-Fire-Department-123225211201015
(TechinsightJapan編集部 A.C.)