黒魔術師と言われ親から捨てられた男児、元気に学校へ通うように(出典:https://www.facebook.com/Anja-Ringgren-Lovén-788265537946616)

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昨年2月、ナイジェリアで「黒魔術師」と言われ両親から捨てられた2歳男児が保護されたニュースは、世界中に衝撃を与えた。“HOPE(ホープ)”と名付けられたその男児は現在3歳になり、もうすぐ学校へ通うという。『ITV News』をはじめ複数のメディアが伝えている。

西アフリカに位置するナイジェリアは1億8,000万人超というアフリカ最大の人口率でありながら、そのおよそ60%以上が1日1ドル(約110円)以下で生活している貧困層が非常に多く、女性差別の強い国としても知られている。また現代もアフリカ諸国に根深く残る「魔女狩り」文化がナイジェリアでも存在しており、何の罪もない子供が「魔女の子」や「黒魔術師」などと疑われ虐待されるという悲劇があとを絶たない。

アフリカで魔女狩りに遭っている子供たちを救うべくNGO団体『African Children's Aid Education and Development Foundation(アフリカ児童への教育と開発援助基金)』を立ち上げたアフリカ在住のデンマーク人、アンジャ・リングレン・ローベンさんは昨年2月、1人の餓死寸前の男児を助けた。

その男児は親に捨てられた後、路上で8か月間生活しており、アンジャさんが発見した時には2歳とは思えないほど小さく痩せ細っていた。しかし保護された男児はNGO団体スタッフのケアのもと駆虫治療や輸血が行われ、保護施設で他の子供たちと遊んだりできるまでに健康状態も回復した。

そしてちょうど1年経った現在、ホープ君は3歳になった。団体のFacebookには、昨年の写真と比較するように現在のホープ君の姿が投稿されている。当時と同じようにアンジャさんからボトルで水をもらうホープ君はとても健康そうで、1年前との違いが明らかだ。

この1年間、ホープ君が保護施設で健康に過ごすことができたのは、団体スタッフだけでなく世界中から多くの人の支援があったからこそだ。昨年、衝撃的なホープ君の姿がメディアやネットで拡散されると、2日間で100万ドル(約1億1,000万円)もの寄付がアンジャさんの団体に集まったそうだ。そのおかげでスタッフはホープ君の治療費を支払うことができたのである。

ホープ君が救済されてから2か月後には、集められた寄付金で保護した子供たちのためのクリニックも建設された。また、アンジャさんは夫のデイヴィッドさんと共に昨年1月末、救済した子供たちの生活面や教育面での面倒を見るための孤児院の建設を始めたという。

その一員であるホープ君の姿は団体のFacebookにも公開されているが、とても幸せそうな笑顔だ。この新たなニュースを見た人々からは「元気で健康そうで本当に良かった」「笑顔がとても可愛い!」「アンジャさんは立派な人だね」「ひどい両親だけど、この子が救われて良かった」「ホープ君の笑顔を見ていると心が温かくなるね」といった声があがっている。

出典:https://www.facebook.com/Anja-Ringgren-Lovén-788265537946616
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)