レディー・ガガ。スーパーボウルでのメッセージは「アメリカはひとつ」。曲のチョイスに、ヒラリーが賛同

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2月5日(現地時間)に行われたアメリカンフットボールの年1回の大イベント、スーパーボウル。そのハーフタイムショーで、レディー・ガガがパフォーマンスを行いました。

4歳の頃からハーフタイムショウの準備をしていたレディー・ガガ

スーパーボウルのハーフタイムでパフォーマンスをすることは、アメリカの多くのエンターテイナーにとって最大の目標のひとつ。

ガガも「4歳の頃からスーパーボウルのハーフタイムショーの準備をしてきた」と語っていて、楽屋裏でも専用のコスチュームでウォームアップするほどでした。

こんな風にスーパーボウルを楽しむ一方、ガガは今まで反トランプの姿勢を明確にしてきたので、今回も何か政治的メッセージが打ち出されるのでは? という予測がありました。そして実際、マイルドな形ではあるものの、ガガの思いはパフォーマンスの中に織り込まれていました。

冒頭で歌ったのは、『ゴッド・ブレス・アメリカ』とフォークソング『This land is your land』の一節

冒頭、ガガはこのパフォーマンスのために初めて開かれたというスタジアムの屋上で、夜景をバックに『ゴッド・ブレス・アメリカ』とフォークソング『This land is your land』の一節をメドレーで独唱します。

『This land is your land』は、1940年代に発表された曲。アメリカでは幼稚園や小学校でも歌われるほどクラシックなものです。でも一部のバージョンには貧富の差を皮肉った歌詞を含んでいて、デモ活動などでもよく使われています。

ヒラリー・クリントンはガガの曲のチョイスに賛同

ヒラリー・クリントンも、この曲のチョイスに賛同するようなツイートをしています。

I'm one of 100 million #SuperBowl fans that just went #Gaga for the Lady, & her message to all of us. https://t.co/8AoNqjwr1b

-- Hillary Clinton (@HillaryClinton) February 6, 2017

さらにガガは、アメリカの公的行事の宣誓に使われる「忠誠の誓い」から

one Nation under God, indivisible, with liberty and justice for all.

すべての人に自由と正義をもたらす、神の下で分かつことのできない、ひとつの国

という一節を引用してパフォーマンスの幕を開きました。

スーパーボウルのプログラムには国歌斉唱が別途あるので、限られたハーフタイムショーの時間をこれだけ「アメリカ」に割いたのは異例ではないでしょうか。

LGBTの権利に否定的なマイク・ペンス副大統領も観戦していた?

その後ガガは『Poker Face』『Bad Romance』などのヒット曲をハードなダンスとともに熱唱。

なかでも『Born This Way』が印象的でした。この曲は、ゲイやレズビアン、有色人種など、マイノリティであることから引け目や疎外感を感じている人を応援する内容です。

ガガのヒット曲なので今回のパフォーマンスに入っているのは当然といえば当然ですが、会場にはLGBTの権利に否定的なマイク・ペンス副大統領も来ていたそうで、彼の存在もこの曲を歌った理由ではないかという見方もあります。

とはいえ、たとえばメリル・ストリープがはっきりと大統領を批判する発言をしたのに比べれば、特定の人物や政策に言及したわけではないので、ガガは政治的メッセージを避けたという受け止め方もあります。

スーパーボウル閉幕後にはワールドツアーを発表したガガ

20170207_gaga_03.jpgでも個人的には、トランプへの賛否で割れているアメリカを、「愛国」という一段上のレベルでひとつにまとめようとしているように感じられました。

また、参加したファンがライトを振って美しいパフォーマンスの一部になるという演出を「これぞアメリカの真の偉大さ」と絶賛するメディアもあります。

スーパーボウル閉幕後にはワールドツアーを発表したレディー・ガガ。

ツアーの中でどんなメッセージが打ち出されるのか、ますます注目です。

写真/gettyimages

[YouTube, CNN, Washington Post, The Atlantic]

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