5日、TBS「S1」では、「中村俊輔 移籍の真相激白 心が動いた1シーンとは?」と題し、高橋尚子氏が聞き手を務めるジュビロ磐田・中村俊輔のインタビューが放送された。

「練習に行くのが辛い。試合勝っても、なんかこう喜びが起きない。マリノスの10番を脱ぐっていうのは考えたこともなかったですけど、それをも脅かすような心理状態だった」。

資本提携する英シティー・フットボール・グループの意向が、前所属先である横浜F・マリノスの方針に影響するようになったことで、強い不信感を抱き続けた中村は、当時の思いをこう振り返った。

高橋氏から「サッカーに集中したいのに、サッカー以外で悩むほうが大きかった?」と訊かれると、中村は「ほぼそうです」とキッパリ。「逃げなんじゃないかとか、これが本当に正しい道なのかとか」と葛藤した様子を明かすも、「ゴール(引退)は近付いてきていると思うので、1年1年、1日1日を無駄にしたくない。少年の時のサッカーを始めた頃の感覚に戻りたい。そうじゃないとサッカーやってる意味がなくなる」と続けた。

また、ジュビロ磐田への移籍を決断した背景について、「監督が名波さんっていうのは大きい」と切り出した中村は、「(名波監督は)“ウチは門を開けて待ってたい”って言って下さった」と続けたほか、ジュビロ磐田に惹かれるようになった「ある場面」を挙げた。

それは「(試合で)点を決めて、ジュビロの選手は監督のところに抱きつきにいく」というもので、前所属先でクラブに対する不信感を抱いていた中村は、「それくらい(監督と選手の)信頼関係、距離が近い」としみじみ。

その他にも、中村は「(名波監督から)“俺は年齢関係ないから”っていうのが、一番最初に言われた言葉。“今チームに必要な選手としてドンピシャだ”って」などとジュビロに移る後押しとなった名波監督の言葉を紹介。インタビューの最後には、理想の終わり方(引退)について、「燃え尽きる感じ」と話した。