6日、開通から2カ月を迎えた水西高速鉄道(SRT)で客室内の揺れが激しいという利用客の苦情が相次いでいると複数の韓国メディアが伝えた。写真はSRT。

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2017年2月6日、開通から2カ月を迎えた韓国の水西(スソ)高速鉄道(SRT)で客室内の揺れが激しいという利用客の苦情が相次いでいると、朝鮮日報など複数の韓国メディアが伝えた。

インターネット上にも「吐き気や乗り物酔いを感じた」「棚に上げておいた荷物が落ちそうになった」などの苦情が寄せられており、同じ区間でも従来の韓国高速鉄道(KTX)よりSRTの方が揺れが激しいという意見や安全への懸念の声も上がっている。

SRTを運営するSR社は、線路や衝撃吸収装置、車輪の密着力などさまざまな要因を調査中で、今のところ揺れを引き起こす正確な原因はつかめていないという。しかし、苦情が試乗時や開通直後にはなく最近になって増えたことから、列車の運行回数増加によりタイヤが摩耗したのが原因ではないかと見ている。

SR関係者は「安全には問題がない。列車の車輪を削る削正作業の周期を短縮して、乗客の不便を解消していく計画」と話している。

これを受け、韓国ネットユーザーからは「安全に問題がないって言葉を聞いて、もっと不安になったのはなぜだろう」「こりゃまた事故が起きるな」という不安の声や、「時速300キロで事故が起こったら(旅客船)セウォル号より多くの命が犠牲になる。前もって備えておかないと」「大きい事故が起こる前に全面的に点検しろ」など対策や点検を望むコメント、「(SR社は韓国鉄道公社が)お金を稼ぐために作った子会社。鉄道の民営化反対。民営化された国の鉄道運賃を見てみろ」「本質を見なきゃ。鉄道の民営化に向けて作られたのがSRT。国民の公共利益より財閥の利益のために誕生したんだから、安全まで望むのは欲が深すぎる」という民営化への批判コメント、そして「今乗ってるけど、確かに揺れがすごい」という実況コメントなどが寄せられている。(翻訳・編集/松村)