2人の“難民”が悲しい現実を気づかせる「ユニセフの動画」が力強い

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最近よく耳にするようになった“難民”という言葉。難民についてどんな存在なのか、どんな支援ができるのかを、改めて考えたという人もいるのではないだろうか。

2月2日、何が難民を生み出しているのか、どんな気持ちで難民たちは、ほかの国に渡ったのかがよくわかる動画をユニセフが公開した。

何十年という時間が流れても何も変わらない難民たちの声が、その動画には収められている。

ふたりが語る経験

UNICEF/YouTube

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独特なアクセントで英語を操る老人と、英語ではない言葉をしゃべる少年が画面に映し出され、それぞれの経験を交互に語りだす。

▼老人に起こった出来事

「子ども時代は幸せだった。でも何かが起こっているって感じられたよ」そして老人は、店が荒らされ、学校が燃えていたという、ある朝について語り始めた。

母親と離れて逃げ出す際には、母親は「すぐに会えるから」と言ったそうだ。「でもきっともう二度と会えないって、知っていたんだと思う」と、老人は振り返った。

▼少年に起こった出来事

「とってもうるさかった。家が震えていたよ。とても近かった」
そして彼は、逃げ惑う人々と殺される人々を目にしたのだという。

▼そしてふたりはボートに詰め込まれ

UNICEF/YouTube

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心細い数日間を過ごしたあとで、難民としてほかの国にたどり着いたふたり。その時を振り返り、声をそろえてこう言った。

▼「私は生きている、幸運だったんだ。彼らが受け入れてくれたから」

UNICEF/YouTube

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80年間、難民の姿は変わらない

最後に、今回話をしてくれたふたりの紹介が映し出される。

UNICEF/YouTube

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老人の名前はハリー、第二次世界大戦が生んだ難民だ。その孫ほどの年齢の少年はアハメド。シリアからの難民だ。

家族と離れ離れになり、心細い時間を過ごし、そしてやっと受け入れてくれる場所を見つけた彼ら。別々の場所、全く違う時代なのにもかかわらず、難民となって逃げだす人々の姿は変わらないようだ。

再生回数は200万回以上

この動画のYouTube上での再生回数は1万回程度だが、フェイスブックでは公開から半日程度で、再生回数200万回を突破。2000人以上がリアクションし、700件近いシェアを受けた。

見た人々からは「なんて力強い動画なんだ」「世界が耳を傾けなくてはいけない、大切なメッセージ」「歴史は繰り返すのに、人類は何も学ばない」「とてもつらい」などのコメントが寄せられている。

この動画の説明欄には、「この動画をハッシュタグ #RefugeesWelcome(難民歓迎)をつけて拡散してください」と書かれている。