2017年2月25日(土)から劇場上映が始まる「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」の第一章本編を誰よりも早く見られる完成披露上映会が、2月6日(月)に開催されました。上映会には監督の羽原信義さん、シリーズ構成の福井晴敏さん、島大介役の鈴村健一さん、テレサ役の神田沙也加さんが登場し、期待感膨らむトークを繰り広げました。

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち

http://yamato2202.net/

会場は有楽町駅前のよみうりホール



エレベーターでホールのあるフロアまで上がると人がギッシリ。



これはイベント開始前に物販が行われていたためでした。



公演終了後のグッズ販売はないということで、混み合うのも納得。



会場限定で、「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」のポスターをオマージュしたポストカード付きの前売券が販売されました。



帽子やタオルといったオーソドックスなグッズのほか……



ヤマトとアンドロメダの刻まれたステンレスタンブラーも。



Tシャツ類の販売も行われていました。



その隣に並んだスーツはアンダーアーマーとコラボレーションを行っている山本玲の衣装で、販売用ではありませんでした。



森雪はスカイマークエアラインズの制服を着用。



スカイマークエアラインズでは2月25日(土)からヤマトジェットが就航予定。



スカイマークのロゴの後方に「宇宙戦艦ヤマト2202」のロゴ、さらに機体後方にはヤマトのシルエットと地球が描かれます。



Panasonicの創風機Qには、限定333台の宇宙戦艦ヤマトモデルが登場。確かに色はヤマトに合わせてあるのですが、元々の形状は遊星爆弾っぽい感じがします。



2月25日(土)からは一番くじVプレミアムが順次発売されます。全3等級・8種類で、1回2000円。



S.H.Figuarts・森雪、ヤマトガールズコレクション・森雪(私服Ver.)、1/1000スケールプラモデルのアンドロメダも展示されていました。



アンドロメダは全長約444mmです。



会場では、スクリーン前にヤマトが鎮座していて、イベントが始まるまでは格好の撮影対象となっていました。



◆スタッフ&キャストトーク

イベントの司会は松澤千晶さん。羽原信義監督、テレサ役の神田沙也加さん、島大介役の鈴村健一さん、シリーズ構成の福井晴敏さんが登壇しました。



「苦労」について問われた羽原監督は、2199があまりにもいい作品だったため引き継ぐのは大きな重圧だったものの、無事こうして第一章を見てもらえるようになったことで安心した様子でした。福井さんも、まだまだ入口ながら、ようやく一歩を刻めたと語り、最初から出し惜しみゼロでやっていると自信をのぞかせました。

「宇宙戦艦ヤマト2199」に引き続いて島を演じる鈴村さんは、2199ではまだ若い雰囲気を残していた島も古代らとともに旅の中で成長を遂げたので、どっしりとした雰囲気を持ち、頼りがいのある人間を演じなければと意識したことを語りました。

一方、作品に新たに加わったのが神田さん。アフレコ時にお腹が鳴らないように古代役・小野大輔さんから「とにかくお腹がいっぱいならOK」とアドバイスをもらったりしつつ、大先輩らとの共演に挑んでいるそうです。その神田さんを抜擢した羽原監督は、すでに「アナと雪の女王」などで実力はわかっていたので、テレサ役として神田さんの名前が挙がったときに、まだメールを読み終えないうちから「OK」と返信しそうになるほどの勢いだったとのこと。

ちなみに、福井さんはテレサを「アニメに出てくるキャラクターの中でも、トップ3に入るぐらいに絡みづらいキャラクター」と表現しましたが、かといって冷たくはなりすぎない感じだと考えていて、神田さんの声を聞いてばっちりだと感じたそうです。



残念ながら第1話には島は出てこず、複雑な気持ちで本編を見た鈴村さんですが、その中身は「これぞヤマトだ!」というものだったので3回見た上に、奥さんである坂本真綾さんにも「ヤマト、見た方がいいよ」とオススメしたほど。その鈴村さん、この先の2202がどんな展開をするのかは知らないものの、イベントではテレサ役の神田さんと並んで登壇したことから、絡みづらいキャラクターだと表現されたテレサと島と、なにかうまく絡めれば……と要望していました。

松澤さんから「女神テレサとしてヒット祈願を」と、やや無茶振りをされた神田さんは、テレサのセリフを借りる形で作品のヒットを祈りました。



これで本編上映かと思いきや、「イスカンダルからシーマ転がしてきた」という平野ノラさん(森雪バージョン)がガミラス人を引き連れて登場。



平野さんにのせられるような形で、鈴村さんは「ティラミスとガミラスって似てねぇ?」とひとネタ披露することに……。



実は平野さんは「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」と同い年だということで、今年は「ヤマトバブル」で流行語大賞を狙うと意気込み、鈴村さんらを大いに笑わせていました。



◆羽原信義&福井晴敏トーク

本編上映後は羽原監督と福井さんによるトークが行われました。上映直後にお客さんの反応を見るのはちょっと不安だという福井さんでしたが、会場は多くの拍手に包まれました。



エンディングテーマとして用いられているのは、映画のエンディングテーマでもあった沢田研二の「ヤマトより愛をこめて」。劇場公開時に見られなかった福井さんは、友人が入手したというドラマレコードで「さらば」を初めて聞いたのですが、そのエンディングは沢田研二さんのボーカルの代わりに、西義展さんが語るもの。「それはそれで貴重だけれど」という福井さんは、こうして自分の作品に「ヤマトより愛を込めて」を使えたことで感慨もひとしおだと語りました。

また、裏話として、作中に登場する宇宙戦闘機のコスモタイガーIIには通常版と「バージョンK」が存在することが明かされました。これはアニメーター・金田伊功さんに由来するもので、オマージュを込めて、機首や翼端が微妙に下がっていて、画面に近づいてくると「ノーズが伸びる」そうです。ガトランティスの大戦艦にしても、シーンによっては通常の2倍サイズのモデルを使用し、大きさの整合性よりも映像の迫力を優先しているところがあるとのこと。



映画「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」がベースになってはいるものの、現代風の解釈が加えられた作品ということで、往年のファンはもちろん、そうではない人も楽しめる作品になっているので、ぜひヤマトの新たな旅の行く末を確かめてみて下さい。ちなみに、羽原監督は中学2年生の時に「さらば」の洗礼を受け、同じく中学2年生のときに福井さんは「伝説巨神イデオン」と出会ったそうなので、その年代の人が見ると人生に何らかの影響を受けてしまうかも……。