天候により値段が左右されやすい野菜や果物。そんなかでも豆もやしは年中安価と安定しています。安心して買えてどんな時も私たちの心強い味方となります。しかも豆もやしは栄養満点で使い勝手が良く、いろいろな料理に合わせやすいのも嬉しいですよね。そんな豆もやしの栄養と、簡単にできる自家栽培法についてご紹介しましょう。

豆もやしとは豆が発芽したもの

もやしは漢字で「萌やし」とも書かれ、種子から芽がでてきた状態をあらわします。「もやし」という名前は特定の植物を示すものではないのです。特に豆を発芽させたものは「豆もやし」といい、一般的に豆もやしとして栽培・販売されているのは、大豆、緑豆、ブラックマッペの3つのどれかを種子としたものです。なぜ一年を通して豆もやしの値段が安定しているのでしょうか。それは豆もやしは日に当てることなく暗所で栽培するので、天候に左右されることなく、いつでも育てることができるからです。日光に当てないので緑色になるための色素が合成されず、もやしは白いのが特徴です。

豆もやしは栄養たっぷり

豆もやしは白くひょろっとしているので栄養がなさそうに見えますよね。しかしそれはあくまでイメージによるもの。全般に種子が発芽した状態のものは、成長していくためのエネルギーを多く蓄えているので、栄養満点なんです。例えば豆もやしの場合、大豆などの種子の状態ではビタミンCを含みませんが、発芽するとビタミンCが作られます。またリラックス成分GABAも発芽すると生成されます。GABAは脳の興奮を抑えてリラックスさせ、ストレスを緩和させる働きがあると話題の成分です。他にもビタミンやミネラル、食物繊維が豊富であり、腸内環境を整え、便秘や糖尿病などの生活習慣病予防も期待できます。おまけにカロリーは低く、女性にとって嬉しい豆もやしなんです。

簡単にできる豆もやし自家栽培

豆もやしは家の中で簡単に自家栽培できます。これといった技術は必要なく、しかも年中いつでも栽培できるんです。用意するものは種子となる豆(乾燥した大豆や緑豆)、透明な広口瓶、ガーゼです。

(1)種子をよく水洗いする。瓶は熱湯消毒しておく

(2)瓶に種子を入れた後たっぷりの水を入れて一晩つけておく

(3)瓶の口にガーゼをかけて紐などで固定し水を捨てる。再び水を注いで捨てる。これを3回繰り返す

(4)瓶の周りをアルミホイルで包み光を遮断する。ガーゼをかけた方を下にして、少し斜めに立て掛けるようにしておく。1日数回水をかけて種子を湿らす

(5)2〜3日後に芽が出てきたら、芽が腐らないように1日に数回水で洗うようにする

(6)根が適当な長さに伸びてきたら、収穫してよく洗う

豆もやし自家栽培の注意点は、栽培中はとにかくよく洗うようことです。すぐにぬめりがでてきて根が腐ってしまうからです。また暗所で育てる豆もやしには多くの細菌が存在するといいます。食中毒を防ぐためにも加熱していただくようにしましょう。


writer:Akina