「にらまれたから」フロリダ州で老人が隣家の猫を撃ち殺す(出典:http://www.clickorlando.com)

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本来は外敵から我が身を守るために購入する銃が、些細な口論の場にまで持ち出され、いとも簡単に相手の命を奪ってしまう。これまでもアメリカで頻発する銃の乱用による事件を“世も末の銃社会”としてお伝えしてきたが、このたびの話題はフロリダ州から。慎重であるはずの60代ですら銃の本来の使用目的を誤ることがあるようだ。

フロリダ州の沿岸の町オーモンドビーチでこのほど、あり得ない理由から飼い猫が殺害される事件が起きた。逮捕されたのはパインウッド・トレーラー・パークに暮らしているビリー・アレンという63歳の男。隣のトレーラーハウスで暮らしているハング・グエンさん(60)の飼い猫をBB銃で撃ち、動物虐待致死容疑で逮捕された。

オーモンドビーチ署の取り調べに対し、「その猫は自分の敷地だといわんばかりのふてぶてしい表情でこちらをじっと見ていた」「俺の敷地で強烈な悪臭を放つ糞をされ、腹が立った」などと供述。当初の目的は威嚇することであったと主張している。プラスチック製の弾丸を使用するBB銃の殺傷能力については様々な意見があるようだが、少なくともグエンさんの猫は致命傷により体がマヒし、安楽死させるしか方法はなかった。

アレンは心身ともに障害があり、非常に貧しいため罰金刑で済んだとしても「それは死刑にも相当する」と嘆いている。なお、グエンさんはトレーラー・パーク暮らしという状況の中でほかにも8匹の猫を飼っており、排せつの習慣やその処理などで周囲に迷惑をかけていなかったかも気になるところ。フロリダ州の弁護士事務所は今、この動物残虐致死事件においてアレンを重罪として問うに値するかどうか慎重なる調査を進めているという。

いずれにせよ、銃を手に簡単に事件を起こしてしまう者が増えている現代のアメリカ。ジョージア州のある町では最近、友人とともに住宅街の歩道を歩いていた15歳の少年が銃で何発も撃たれるという事件が起きた。犯人は付近の家に暮らす40代の女。自宅に石を投げつける少年ギャングと勘違いしての犯行であった。

またミシシッピ州では、11歳の少年が車の中で自宅の家主に拳銃を突き付けながら金銭を要求して逮捕された。他人に対してはもちろん、家族間の口論に銃が飛び出すことも多いのであろう。アラバマ州では母親を散弾銃で撃った12歳の少年が逮捕された。学校が嫌いであった少年に母親はいく度も『行きなさい』と説得。それをうるさがっての犯行であった。

出典:http://www.clickorlando.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)