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食事をする際に「クチャクチャ」というそしゃく音を立ててしまう人の俗称が「クチャラー」としてある程度認知されるほど、食事の際のそしゃく音は人を不快にさせます。では、「なぜそしゃく音が人を不快にするのか?」という謎について、ある研究グループが研究を行っています。

The Brain Basis for Misophonia: Current Biology

http://www.cell.com/current-biology/fulltext/S0960-9822(16)31530-5



Why the sounds of eating make some people so angry - The Verge

http://www.theverge.com/2017/2/5/14497584/misophonia-eating-sound-brain-scan-fmri

食事中に「クチャクチャ」とそしゃく音を立てる人を不快に感じてしまうのは、音に敏感だからではなく、「音嫌悪症候群(ミソフォニア)」と呼ばれる障害を患っているからだそうです。ミソフォニアというのは日常のあらゆる音にとても敏感に反応してしまうという障害で、最新の研究によるとミソフォニアの人の脳は通常とは異なる脳の配線になっていることが判明してます。

最新のミソフォニアの脳に関する研究結果は、2017年2月2日に生物学関連の学術誌であるCurrent Biology上で発表されました。研究では20人のミソフォニアと22人のミソフォニアではない人の脳を調査したそうです。研究では全ての被験者に対し、「金切り声」などの不愉快な音、「雨音」などの中立的な音、そしてミソフォニアが反応すると考えられる「そしゃく音」や「呼吸音」などの「トリガー音」を聴いてもらい、脳の変化をMRIなどを用いて調査しました。



By Joshua Rappeneker

調査の結果、全ての被験者が「金切り声」などのいわゆる「うるさい音」を好まなかったそうですが、ミソフォニアは「トリガー音」を聴いたところ、汗をかき、心拍数が上昇し始めたそうです。このミソフォニアが「トリガー音」を聴いた際の脳の変化をMRIで調べたところ、「人間が何に注意を払うかに影響を与える部位」として知られる脳の「前部島皮質」が活発に活動していることが明らかになっています。加えて、ミソフォニアの前部島皮質は通常よりも脳の多くの領域とつながっており、これがミソフォニアの音への過剰反応を引き起こしていることが判明しています。

ミソフォニアはかなりまれな障害ですが、脳がどのように感情を生み出すのかを知ることで、より良い治療法を見つけ出すことができると考えられます。