衣装で内面を表現 (C)2017 Summit Entertainment, LLC.
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EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and
Mia (Emma Stone) in LA LA LAND.
Photo courtesy of Lionsgate.

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 第89回アカデミー賞で史上最多タイの14ノミネートを果たしたミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」の衣装にフィーチャーした場面写真と、メイキングカットが一挙公開された。ダブル主演したライアン・ゴズリングとエマ・ストーンは、2人で合計100回の衣装換えを行い、作品を華やかに彩っている。

 米ロサンゼルスで女優になることを夢見るミア(ストーン)と、ジャズピアニストを目指すセバスチャン(ゴズリング)は恋に落ち、互いの夢を応援し合う。しかし、セバスチャンが生活のために加入したバンドが成功を収めたことで、2人はすれ違い始める。

 メガホンをとったデイミアン・チャゼル監督は、感情を伝える手段として色を使用しており、衣装は重要なツール。衣装を担当し、今作で2度目のアカデミー賞衣装デザイン賞ノミネートを果たしたメアリー・ゾフレスは「シェルブールの雨傘」「バンド・ワゴン(1953)」「有頂天時代(1936)」といった往年のミュージカル映画を研究し、今作の主人公たちが暮らす世界に入り込むことでインスピレーションを得たという。

 ゾフレスは、「古典的なミュージカルのように全編を色であふれさせる」ことを目指し、衣装で人物の内面の変化を可視化させた。「(ミアに)最初は明るくて強烈な色の服を着せるの。そうすると少女らしさが出る。それから彼女が成長して仕事に入れ込むようになると服の色の彩度を落として、一人前の女性になるシーンでは、文字どおり白と黒の服になる。そして5年後には、同じ女性なんだけど、より洗練された姿になっているの」。

 一方、ゴズリングの衣装は、伝統を感じさせる細身のシルエットでほとんどがオーダーメイドで作られた。衣装で作品の世界観を作り上げていくゾフレスを、ゴズリングは「存命の衣装デザイナーで最も優れた人のひとりだ。彼女の衣装のおかげで1940年代と現代の感覚の間のバランスを取ることができた」と絶賛している。

 「ラ・ラ・ランド」は、2月24日からTOHOシネマズみゆき座ほか全国で公開。