春節(旧正月)を大々的に祝う習慣がある中国では、春節の長期連休を利用して多くの中国人が帰省したり、旅行に出かけたりする。多くの人が一度に移動する様はまさに民族大移動と呼ぶに相応しい光景だ。(イメージ写真提供:123RF)

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 春節(旧正月)を大々的に祝う習慣がある中国では、春節の長期連休を利用して多くの中国人が帰省したり、旅行に出かけたりする。多くの人が一度に移動する様はまさに民族大移動と呼ぶに相応しい光景だ。

 高速鉄道網が整備されたことで、中国人は国内の移動が随分楽になったようだが、中国高速鉄道と新幹線の大きな違いの1つに「セキュリティの厳格さ」が挙げることができる。中国高速鉄道は乗車券はすべて実名制であるうえ、乗車前には荷物の検査も行われている。

 2017年の春節では北京市などの主要な駅において「顔認証」による本人確認が行われたが、その「顔認証」システムは日本企業の製品だったようだ。中国メディアの新浪は4日、なぜ中国高速鉄道の本人確認システムに日本企業の顔認証システムが導入されたのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、中国高速鉄道の乗車時における本人確認はこれまで人間の手によって行われてきたと紹介する一方、顔認証システムによって確認にかかる時間が大きく短縮できるようになったと紹介。顔認証システムは整形したり、帽子をかぶったりすると認証に失敗するケースがあるとも言われていると紹介しつつも、同システムが導入された北京西駅は「失敗は少なかった」と報じられていることを伝えた。

 一方、今年導入された顔認証システムは日本企業の製品だったことに対し、「中国には優れたシステムがないのだろうか」と疑問を投げかけ、中国でも複数の企業が同システムの開発に着手していることを指摘。中国高速鉄道で導入するにあたっては少なくともコンペなどが行われたはずであり、その結果として日本企業のシステムが導入されたのは、それだけ日本企業の顔認証システムの性能が良く、実績があったために他ならないと指摘している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)