5日、中国政府が「ネットワーク安全審査委員会」の設立を計画している。ネットワーク関連製品やサービスを審査することを目的とする委員会だが、ネットワークの安全性審査を強化することも目的となっている。写真は中国のネットカフェ。

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2017年2月5日、ボイス・オブ・アメリカによると、中国政府が「ネットワーク安全審査委員会」の設立を計画している。ネットワーク関連製品やサービスを審査することを目的とする委員会だが、ネットワークの安全性審査を強化することも目的となっている。

中国のネットワーク管理を取り仕切っている国家インターネット情報事務室は4日、「ネットワーク製品とサービス安全審査方法(意見募集稿)」を公開。ネットワーク安全審査委員会を設立し、第3者の評価を土台に、ネットワーク製品やサービスの安全性リスク、サービス提供者の安全性情報に対して総合的に評価するという。

中国では近年、ネットワーク技術やサービスが急速に成長しているが、そのコア技術やサービスの多くは海外に依存している状態が続いている。ネットワークの安全性審査は多くの業種や部門に関わることから、既存の枠にとらわれない委員会を設立させることになったとされる。

国家インターネット情報事務室は2014年、ネットワークの安全性審査制度を設け、中国市場に入ってくる重要性の高い情報技術・製品やサービス提供に対して審査を行ってきた。国家インターネット情報事務室は当時、元CIA局員のエドワード・スノーデン氏による暴露・告発事件が中国の情報安全性に警鐘を鳴らしたと指摘していた。

しかし、業界には不安が広がっている。業界関係者は、マイクロソフトやIBMなど中国市場に進出している多くの外資系IT関連企業は不公平な対応をとられる恐れがあると懸念している。(翻訳・編集/岡田)