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By UN Women

アメリカのトランプ政権は中国に対して「輸入品に45%の関税をかける」などの強硬な経済対策をかかげており、米中間の貿易戦争の勃発がささやかれている中、中国最大級のオンライン・マーケットである阿里巴巴集団(アリババグループ)のジャック・マーCEOが「誰もが貿易摩擦について懸念しています。もし貿易が停止すれば戦争が始まります」と懸念していることを明らかにしました。

'If trade stops, war starts' Alibaba founder who visited Donald Trump warns | The Independent

http://www.independent.co.uk/news/business/news/jack-ma-alibaba-donald-trump-trade-war-jobs-a7564021.html



JACK MA: 'If trade stops, war starts' | Business Insider

http://www.businessinsider.com.au/jack-ma-if-trade-stops-war-starts-2017-2



2017年1月初旬にトランプ大統領とアリババのCEOであるジャック・マー氏はニューヨークのトランプタワーで会談を行っており、「今後5年間でアメリカに100万人の雇用を創出する」というマー氏の意向が伝えられていました。そんなマー氏はアリババがオーストラリアとニュージーランドで事業を開始したことから、プロモーションのためにメルボルン支社を訪れていたのですが、「誰もが貿易摩擦について懸念しています。貿易の停止は戦争の開始を意味するでしょう」とコメントしたことが報じられています。

トランプ大統領は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)離脱の大統領令に署名しており、TPPにはオーストラリアやニュージーランドを含む11の環太平洋地域諸国が含まれています。マー氏はオーストラリアのマルコム・ターンブル首相とも会談を行い、アリババがオーストラリア政府と協力して、自由なオンライン取引を可能にする自由貿易ゾーン「e-hub」の設立について語り合ったとのこと。これが実現すれば利用業者は24時間の決済、より良い関税、国境検問の素早い通過などの恩恵を受けることができ、中小企業でも大企業のようなシステムで取引が可能になるとしています。

米中間の貿易戦争について懸念しているマー氏は「我々は貿易が人々のコミュニケーションを促進することを積極的に証明しなくてはならないのです。公正で透明かつ包括的な貿易を行うべきです」と説明しており、国際社会におけるグローバリゼーションの必要性を主張しました。