鼻の穴の中にフィルターが差し込まれており、外見上目立たない(提供:バイオインターナショナル)

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花粉症の対策に、新発想の「マスク」が登場した。着け方は顔を覆うのではなく「鼻の穴にフィルターを直接差し込む」というものだ。

写真の形状に加え、いくつかの工夫が施されており、着けていても「見えない」化を実現させている。

「化粧崩れ」や「メガネの曇り」が気になる人に

この商品「やわらか鼻マスク ハナラック」は、ヘルスケア製品の製造販売を手がけるバイオインターナショナル(本社・松山市)が2017年1月15日に発売した。ブリッジでつながれた2つのフィルターを鼻の穴に挿入することで、花粉やPM2.5、飛沫ウイルスの侵入を予防できる。水洗いして乾かせば、10回まで使用可能だ。

大きな特徴は、着けていても外から見えず、皮膚に触れる部分も少ない点だ。フィルター自体は白色だが、それを黒っぽい色のカバーで覆い、左右のフィルターをつなぐブリッジは肌に近い色で、厚さ0.4ミリと目立たない。そのため、接客業をなど仕事上マスクをつけられない人、化粧崩れやメガネの曇りが気になる人でも使いやすい。

同社は、今回のような「鼻マスク」シリーズをこれまでにも販売してきた。従来との違いについて同社の東原松秀(とうはらまつひで)社長は、J-CASTヘルスケアの取材にこう明かした。

「フィルターの形状を鼻の穴の形により近づけるとともに、装着中の違和感がないよう、柔らかさを追求しました」

カバーは、体内に入れる医療用チューブにも使われる「エラストマー」という素材でできており、直接触れる粘膜にやさしくなっている。モニタリング調査でも「以前よりソフト」「鼻の中の刺激が軽くなっている」といった声が寄せられたという。

花粉症の人は目やのどにも被害を受ける。鼻しか保護しない構造だが、東原社長はこう指摘する。

「確かに花粉は口や目からも侵入しますが、最も影響が大きいのは鼻です。鼻からの侵入をカットすることで、花粉症の予防ができるのです」

「花粉症が出てからは使えない」の声も

一方、これまでのシリーズ商品に対して寄せられた感想を通販サイト「アマゾン」で見ると、以下のように使用感の善し悪しは二分している。

「鼻の中で動かずピタッと着いていてくれ、くしゃみが少なくなりました」
「いつもの花粉の辛さに比べると、心地よく思えるくらいマシでした!つけている事もばれないし、辛い痒みも頭痛もありません」
「すでに花粉症の症状が出てしまっていては使用できない。鼻水でね」
「フィルターを両方ベストポジションにするのに、何度か入れ直しました」

こうした意見に対し、東原社長は「個人差はあります」としてこう話す。

「使っているうちに慣れて快適になる人から、どうしても向かない人まで、合うか合わないかは分かれます。メガネとコンタクトレンズ、コンタクトの中でもソフトやハードで、人によって見解が分かれるのと同じだと思います」

「鼻水が出てきてからでは使えない」という声に対しては「その通りですね」と認める。その上で「重症になってからではなく、朝起きてまだ症状が出ていない時点で装着するなど、『予防』の形で使っていただきたく思っております」と話していた。