MicrosoftがWindows 10の簡易版として開発を進めているとウワサされている、Windows 10の新エディションが「Windows 10 Cloud」です。名前とは裏腹に、クラウドとは関係がなく、よりシンプル・安全・安価なバージョンになると目されているWindows 10 Cloudですが、フルバージョンのWindows 10にアップグレードできるのではないかと報じられています。

Windows Cloud Will Be Upgradeable - Petri

https://www.petri.com/windows-cloud-will-upgradeable

最新のインサイダービルド「ビルド15019」を「Product Key Configuration Reader」という外部ツールを使ってPkeyconfig.xrm-msファイルを表示すると、既存のWindows 10エディションの他に「CLOUD」「CLOUDN」という新しいエディションが発見されたため、その存在が明らかになったのが「Windows 10 Cloud」。



このWindows 10 Cloudについて判明しているのは、Windows Storeからインストールされた「Unified Windows Platform(UWP)」アプリだけを実行できるという点のみです。これはMicrosoftが数年前にリリースしたものの2年前に消えていった「Windows RT」にかけられていた制限と非常に似通ったものです。しかし、Windows 10 CloudとWindows RTには明確な違いがあるそうで、その違いというのは「Windows 10 CloudはWindows 10 Proにアップグレード可能」という点です。

ビルド内の情報をチェックすると、そこには以下のような情報がくっついているとのこと。これは「このバージョンはWindows 10 Proにアップグレードできる」ということを示しているそうで、ここからWindows 10 CloudはWindows 10 Proにアップグレード可能となることが明らかになったというわけ。なお、他のエディションへのアップグレードがオプションになるのかそれとも不可能なのかは現在のところ不明です。

<Edition ID=”Cloud” name=”Microsoft-Windows-CloudEdition” processorArchitecture=”amd64″ buildType=”release” publicKeyToken=”31bf3856ad364e35″ version=”10.0.15025.1000″> <Target ID=”Professional”/> 

海外テクノロジー系サイトのPetriは「この機能はMicrosoftがWindows 10 Cloudを成功させようと努力していることを示す証拠のひとつだ」と記述。なお、ユーザーがWindows 10 Cloud搭載端末を購入したとして、従来のOSをインストールするようにOSのアップデートする際、アップグレードのコストは現在のところ不明で、アップグレードには大規模なファイルのダウンロードが必要なのか、それとも一部のアンロックされた機能を解除することでフルバージョンの機能が使えるようになるのかなどの詳細も不明です。

Windows 10 CloudについてZDNetは「Windows 10 Cloudの狙いは、よりシンプルで安全、安価なWindows 10エディションで『Chromebook』に対抗することを目指すMicrosoftの動きを支援すること」と報じており、The Vergeは「Chrome OSやiPadの対抗」としています。