正月早々からジェットコースター相場が発生。だが、地合いはビットコイン高。中国次第では30万円もあり得る!?

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年始早々に、30%下落するなど激しい乱高下を繰り返したビットコイン相場。投機的な側面を持ちつつも、大儲けの匂いを醸し出す新たな投資先はいったいどのような要因で価格が動いているのか。最新事情を交え、そのからくりをひも解く!

◆なぜか強気の相場で価値3倍増も!まだ間に合う?

 ’17年が明けて間もなくの1月5日、ビットコインが15万円と最高値を更新したのもつかの間、翌6日には30%も急落するパニック売りが発生した。投機マネーが流入しているとはいえ、次世代投資先として注目を集めているビットコイン。正月早々の乱高下の裏で一体何が起きたのか。為替からビットコインまで幅広く取引する専業トレーダーのひろぴー氏はこう分析する。

「現在、ビットコインは約95%が人民元建てで取引されています。つまり、ビットコイン相場を動かしているのは中国人。昨年前半から5万円を挟んだレンジが続いていましたが、秋以降から上昇トレンドが始まって年末年始に暴騰したんです。その背景となったのが人民元安です」

’15年夏にチャイナショックが発生し、人民元が急落。株価が暴落したのは記憶に新しいが、トランプ相場で各市場が活況を呈していた裏側で人民元は、さらに安値を更新。実は、中国政府はハードランディング懸念が根強い中国経済の立て直し策の一環として輸出産業を支援するため、人民元安方向に誘導していたのだ。

 人民元安が進むと、なぜビットコイン高が進むのか。その相関関係について、著名アナリストとの親交も厚く、ビットコイン事情に詳しいフリーアナウンサーの大橋ひろこ氏が解説してくれた。

「通貨安が進めば、人民元建ての資産は少しずつ目減りしてしまいます。そのため中国の富裕層は資産を守るため、海外へお金を逃がそうとするのですが、中国では外貨取引の規制が厳しい。人民元の持ち出しも規制強化されています。そこで目をつけたのは、手軽に資産を海外へ持ち出せるビットコイン。人民元建てがビットコインの約95%を占めるのもそのためです」

 つまり、人民元安が続く限り、中国人富裕層の資産逃避が進み、ビットコインは買われやすい地合いが続くというわけだ。前出のひろぴー氏は、中長期的な見通しとして「人民元安とビットコイン高」を予測する。

◆チャイナマネー次第で30万円に急騰の可能性も

⇒【資料】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=127992

「世界中の中央銀行や大企業がビットコインに注目しているし、日本でも’17年からビットコイン取引所への規制法案が施行されます。これまではチャイナマネーだけが上昇の原動力でしたが、今後は先進国のマネーも流入して、Wエンジンになりそうな動きがある。10万円から15万円へ一気に急騰したのを見れば、20万円も意外と早いのかもしれない。また、ビットコイン取引所への規制強化などを乗り越えてチャイナマネーの流入が復活すれば、30万円も見えてきます」(ひろぴー氏)

 ビットコインは今や信用取引も可能で、売りと買いの両方でトレードができる。だが、現在の情勢を考えると、ビットコインの現物を買い、2〜3倍になるまでホールドしておくのが得策だ。

「ビットコインは人民元建てのチャートで見るのが基本。そうすると、短期トレードも面白いですよね。チャイナマネーの特徴は過熱しやすいこと。動くときは一気に動きます。6000元、7000元などキリのいい大台を抜けて加速したときは、順張りでついていくのがいい。相場の王道である『ダウ理論』に従ったシンプルな手法ですが、加熱しがちなビットコインには効果的です」(同)

⇒【資料】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=127993

 ただし、両識者が懸念するのは、投機的な動きをするビットコイン。順調に右肩上がりというわけにはいかない。