社会や生活スタイルの変化に伴い、日本国内では新年を祝う際の伝統的な雰囲気が少しずつ失われつつあると感じている人が多いのではないだろうか。旧正月にあたる春節を盛大に祝う中国においても似たような傾向が出ているようで、ネット上では「昔ほど盛大に祝わなくなった」という声をちらほら見かける。(イメージ写真提供:123RF)

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 社会や生活スタイルの変化に伴い、日本国内では新年を祝う際の伝統的な雰囲気が少しずつ失われつつあると感じている人が多いのではないだろうか。旧正月にあたる春節を盛大に祝う中国においても似たような傾向が出ているようで、ネット上では「昔ほど盛大に祝わなくなった」という声をちらほら見かける。

 中国メディア・今日頭条は5日、山東省済寧市の都市管理局が春節の3日目に当たった1月30日に、市街の軒先やシャッターに張りだされた「福」の字が書かれたステッカーを「美観が損なわれる」として撤去し、市民から疑問の声が出たことを報じた。

 記事は、旧暦1月3日でまだ春節連休中にあたった1月30日に、同市都市管理局が街頭の「福」ステッカーを撤去する行動に出たと紹介。同隊がネット上で「福の字を張り出すのは伝統的な習俗であり、喜びをもたらす。しかし同時に大きな安全リスクと視覚的汚染をも引き起こす。春節が過ぎ、古くなった福の字は祝日の気分を損なうばかりか、市街の景観にも著しく影響する」と説明したことを伝えている。

 そのうえで「問題なのは、ネット上の取り締まり画像を見ると、きれいに張ったばかりのものを撤去しているように見えることだ」と指摘。新しい「福」は「景観を損ねないばかりか、新年のムードを高めるものだ」とした。また、この措置に対して市民の多くが首を傾げたほか、ネットユーザーからは「何千年も続く伝統的な習俗が都市管理隊によって乱暴に制止されるとは。やりすぎではないのか」といった意見が出たことを紹介した。

 記事を見たネットユーザーからは「そんなことならもう春節を止めてしまえ」、「また都市管理局か」、「街の警官を一番損ねているのは都市管理局員」といった強い口調の批判コメントが少なからず寄せられた。そこからは、乱暴な取り締まり方法によるトラブルがしばしばニュースとなる「城管」と呼ばれる都市管理局員に対する、激しい嫌悪感が垣間見える。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)