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三井不動産および三井不動産ホテルマネジメントは2月3日、新ホテルブランド「ザ セレスティンホテルズ」を開発し、第1号として「ホテル ザ セレスティン京都祇園」を9月7日に、「ホテル ザ セレスティン銀座」を10月5日にそれぞれ開業することを発表。両ホテルは2月3日より、宿泊予約の受付を開始した。

○滞在が目的となるハイクラスブランド

三井不動産グループでは、"Creating New Destinations"をホテル・リゾート事業のステートメントとし、事業推進の加速と事業領域の拡充によって、2020年度までにグループ運営ホテルを1万室規模へ成長させる計画を進めている。一方、これまで同グループのホテル事業では、ラグジュアリー領域(外資系有名ホテルブランドの誘致)とアッパーミドル領域(「三井ガーデンホテルズ」等)を中心としていたが、ホテル市場の現況や顧客意識の変化を踏まえ、このたび新たにハイクラス領域に新ホテルブランドを展開する。

新ホテルブランド「ザ セレスティンホテルズ」の源流は、現在、東京・芝にある「セレスティンホテル」に由来。「セレスティンホテル」では、旧薩摩藩上屋敷跡地という地域特性を生かし、上質なプライベート感とゲストサービスのこだわりを提供してきた。その精神を新ホテルブランドのコンセプトとして継承しながらも、顧客ニーズやホテル市場の変化に対応した新たなブランド価値を創造していく。なお、「セレスティンホテル」は2017年秋に、「(仮称)ホテル ザ セレスティン東京芝」としてリブランドオープンを予定している。

「ザ セレスティンホテルズ」は、滞在そのものが目的となる「デスティネーション型ホテル」として、「ローカル エクスペリエンス」「プライベート スタイル」「パーソナライズド ホスピタリティ」の3つのブランドコンセプトを設定。その地域を象徴するような文化・歴史性が深いロケーションにおいて、地域を尊重し融和させた上質なデザインと、その土地ならではの多様な滞在体験を提供し、"第2の我が家"のように寛げる心地よい規模のプライベート空間の創出、一人ひとりの目線や嗜好に寄り添った日本ならではのおもてなしを提供する。

新ホテルのブランドロゴは、ブランド名称「ザ セレスティンホテルズ」(THE CELESTINE HOTELS)の"C"の文字をシンボル化し、丸窓と組子紋様をモチーフにデザイン。日本の茶室や住まいに見られる四季折々の風景を写す円形の窓に、伝統的工芸美を組み合わせることで、ブランドコンセプトの「ローカル エクスペリエンス」「プライベートスタイル」を表現した。また、ロゴカラーの暖かみある色は、ブランドコンセプトの「パーソナライズド ホスピタリティ」を表している。

サービスポリシーとして、出迎え・チェックイン・部屋への案内・チェックアウト・見送りにおける対応を専門部署による業務分担を行わず、ひとつの「ゲストエスコートチーム」と位置づけ、全てのスタッフが対応できる体制を構築。宿泊客との接点を増やすためにチェックインから部屋への案内をひとりのホテルスタッフが対応し、さりげない会話からニーズを察知し応対していくことで、滞在中におけるパーソナルなホスピタリティを提供していく。

○祇園を体感しながら寛げる空間

「ホテル ザ セレスティン京都祇園」は、古都の風情が色濃く残る東山地区・八坂通に面した場所に立地し、当該地は歴史遺産型美観地区に指定されている。周辺には京都を代表する花街・祇園があり、料理店が集う一方、国宝を有する京都最古の禅寺建仁寺をはじめ、清水寺、高台寺、八坂神社等の数多くの名刹・古刹や、鴨川、東山山麓の自然にも囲まれた絶好のロケーションとなっている。

ホテルは、京都東山の原風景の中に佇む「東山悠遠の邸」をコンセプトとして開発。外観デザインは、京都の伝統を映した切妻屋根と、現代建築を調和させた力強いファサードとなっている。外構は丹波石の石積を基壇とし、アカマツ、ヤマザクラ、イロハモミジ等を配し、東山の原風景と四季折々の移ろいを感じ取れるデザインにした。

インテリアデザインはSIMPLICITY、造園デザインは荻野寿也景観設計が担当。ロビー階および客室階5層の6フロアで構成しており、ロビー階にはラウンジ、中庭、スパ(大浴場)、レストランを設けている。八坂通から一歩奥まった場所に位置したエントランスを抜け、ホテルに入ると高さ約6mの吹き抜けロビー空間が広がる。エントランス横には坪庭を臨むゲストラウンジがあり、夜はバーとして利用できる。

総客室数はツインベッドルームを中心に157室とし、うち60平方メートル以上のコンセプトルームを5室設えた。日本の伝統様式や京の歴史・風景を、現代に置き換えてデザインすることを空間美の考え方としている。各客室では、靴を脱ぎゆっくり寛げるスタイルを採用。こだわりのバスアメニティや、お茶をぜいたくに楽しめる茶器を部屋に用意する。

コンセプトルーム「セレスティンデラックス八坂」は、"TEA ROOM"をテーマとする2室のみの特別な空間。客室に用意した種類豊富なお茶から好みの一品を選び、専門知識を備えたスタッフがふるまう、祇園ならではのおもてなしスタイルを体感できる。また、コンセプトルーム「セレスティンデラックス東山」は、"月"をテーマとする最も広いゲストルーム。明るい自然光と和紙越しの淡い光に包まれる空間は繊細なこだわりにあふれ、落ち着いた色調が巧みに組み合わされた特別な空間に仕上げた。

館内には、やわらかい光の陰影と坪庭を眺め、ゆったり疲れを癒やすスパを設置。宿泊者専用のゲストラウンジでは、飲み物やお菓子類などを無料で提供するとともに、京都に関する書籍や雑誌、写真集などもそろえ、夜にはバー(有料)として利用できる。

レストランは、京都祇園で歴史を刻み、地域で愛され続けている名店「八坂圓堂」が出店予定しており、新たなオリジナルメニューも展開する。祇園ならではの演舞台が印象的な店内には、天ぷらや寿司を楽しむカウンターを設置。朝食には和洋ブッフェ、夕食にはコース料理を取りそろえる。

「ホテル ザ セレスティン京都祇園」の所在地は、京都府京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町572番地2。アクセスは、阪急京都本線「河原町」駅から徒歩12分、または、京阪本線「祇園四条」駅から徒歩10分となる。

○銀座で非日常性と安心感をともに楽しむ

「ホテル ザ セレスティン銀座」は、日本を代表する商業地・銀座のメインストリートのひとつである外堀通りに面し、周辺には料飲店舗やブランドショップ、貴金属店等が集まる、銀座の歴史・伝統・文化・先進性を感じとれるロケーション。また、東京メトロ銀座線、JR山手線をはじめとした各路線とのアクセスも至便な立地となる。

銀座の繁華街の中に位置しながらも凛とした佇まいで、一歩館内に入った瞬間に、街の喧騒から仕切られた結界を感じる、「華麗なる静謐」を開発コンセプトとした。外観は、銀座の街並みに調和しながら、上品かつ存在感を際立たせる総石張りのデザインを採用。

インテリアデザインは、国内外のラグジュアリーホテルを手掛けているHirsch Bedner Associatesが担った。銀座の地に相応しい上質な素材感を大切にした内装に、柔らかく空間を灯す照明を重ねた非日常的な空間と、邸宅のリビングや応接室の様な落ち着いた寛げる空間を演出している。フロアは1階〜14階までの14フロアで構成。1階にはロビー、2〜13階が客室フロア、14階にレストラン(バーラウンジ)を設ける。

客室は天井までのハイサッシを採用した空間的な広がりを特徴とし、格別な時間を演出する非日常性と、"第2の我が家"として心から寛げる安心感を両立したデザインを採用。木目を活かしたインテリアが落ち着いた雰囲気を演出するスタイリッシュな「スーペリアダブル」、上質を知る大人のカップルをイメージしてしつらえた「スーペリアツイン」を始め、全5テゴリー、総客室数104室を用意する。

ホテルの最上階には、東京・青山に本店を構える、高いホスピタリティが話題のイタリアンレストラン「Casita」が銀座初出店。ホテルの中のもうひとつの"あたたかい家"をテーマに、人の温かみが感じられるダイニングとしてもてなす。銀座の夜景を背に、「Casita」の意味である"おうち"のような温かさを感じるインテリアデザインを採用しており、深夜はバーラウンジとして、大人の隠れ家風の空間を演出。同店は、カシータグループが展開するレストランの最上級のフラッグシップとして開業を予定している。

「ホテル ザ セレスティン銀座」の所在地は東京都中央区銀座8丁目101番8、11番地(地番)。アクセスは、JR「新橋」駅から徒歩3分、または、東京メトロ銀座線「新橋」駅から徒歩3分となる。