70分間の出場で何度もチャンスに絡んだMF中村俊輔

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[2.5 DAZNニューイヤー杯鹿児島R 磐田1-1熊本 鹿児島サ]

 前半は3-5-2、後半は4-2-3-1のシステムで臨んだジュビロ磐田の名波浩監督は今季初となるJクラブとの対外試合を1-1の引き分けで終え、「60点ぐらい。平均点ぐらい」と総括した。

 前半の3バックについては「3人で(横幅の)68mをしっかり守って、ラインを高くしようと話していたが、最初の10分はラインコントロールに苦しんで深みが生まれてしまった」と指摘。それでも試合の中で「声がけしてからは良くなった」と修正し、決定的なピンチを招くことなく、45分間を無失点で終えた。

 4-2-3-1にシステムを変更した後半は徐々に運動量が落ち、熊本に押し込まれる時間帯もあった。「65分過ぎからは体力的な問題でポジションの修整ができなくなり、ボールを回されている時間に失点した」と振り返ったが、「ただ、失点したあとは目が覚めた。それ以外は良かったと思う」と、想定内の展開だったようだ。

 トップ下で後半25分までプレーしたMF中村俊輔については「迫力あるプレー、力が抜けたプレー、いろいろ見せてくれた」と評価。70分間のプレーでボールタッチ数は81回というデータがあったそうで、「マリノスだったら70分前後(の出場時間)で100回から110回はボールに触っていると思うけど、(昨夏まで所属した)小林(祐希)は70回が僕と小林の指標だった。70分で81回触っているのは合格」と、磐田のトップ下として十分な数字だと指摘した。

 一方、81回というボールタッチ数について報道陣から伝え聞いた中村は「そんなの調べてるの?」と苦笑い。「(タッチ数は)あまり気にしたことがない。タッチ数が少なくても決定的なシーンをつくれることもあるし、ゲームに参加しないけど、ゴール前で決定的な仕事をするというのも大事。自分を経由しないでペナルティーエリアまでボールが来るのはいいことだし、決定的な仕事をどこでするかというのもある」と持論を展開していた。

(取材・文 西山紘平)


●2016シーズンJリーグ全クラブ練習試合