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2016年10月に発表された新型の「MacBook Pro」には、「Touch Bar」という細長いディスプレイが通常のキーボードのファンクションキーが並んでいる場所に搭載されています。ムービー再生のメニューを表示させたり、「写真」アプリに保存されている写真のサムネイル画像を表示させたりなど、使用中のアプリケーションに応じたメニューが表示されるようになっているのですが、アメリカの司法試験では、Touch Barの使用を禁止する州が登場しました。

Notice to All North Carolina Bar Examination Applicants regarding Mac Book Pro with Touch Bar |

https://ncble.org/notice-to-all-north-carolina-bar-examination-applicants-regarding-mac-book-pro-with-touch-bar/

North Carolina requires test takers disable MacBook Pro Touch Bar for bar exam

http://appleinsider.com/articles/17/01/30/north-carolina-requires-test-takers-disable-macbook-pro-touch-bar-for-bar-exam

Touch Bar MacBook Pros are being banned from bar exams over predictive text | TechCrunch

https://techcrunch.com/2017/01/31/no-bar-touch-bar/

アメリカの司法試験では、受験者が私用のノートPCを持ち込むことが許可されています。しかし、ノースカロライナ州は2017年2月に実施予定の試験で、MacBook Proを持ち込む受験者に対して、Touch Barの機能をオフにするように通知しました。Touch Barをオフにしていないと、試験室への入室を禁じられることになります。

なぜTouch Barを禁止するかの理由については詳しく書かれていないものの、Appleの情報を中心に配信しているIT関連メディアのAppleInsiderによれば、プログラマーが司法試験の解答を表示させるようにTouch Barのプログラムを書き換えることが可能であり、カンニングにつながる可能性があるとして禁止に踏み切ったとされています。



By Justin Berman

また、カリフォルニア州はMacBook Proの試験への持ち込みそのものを禁止にしました。禁止の理由は「使用上問題となる特定の埋め込み機能を含んでいる」と説明されています。さらに、コロラド州でも2月に行われる試験でTouch Barの使用が禁止になっており、理由は「ExamSoftソフトウェアのセキュリティ機能との互換性がないため」とのこと。この他にもニューヨーク州など複数の州でTouch Barの使用が禁止、もしくは制限されることになります。

ExamSoftソフトウェアは司法試験のテスト用プログラムで、開発元のExamSoftが公式サイトで試験前に受験者のMacBook ProのTouch Bar機能をオフにさせることを試験官に推奨。ExamSoftの公式サイトには「初期設定のままでは、Touch Barに文字の予測入力を表示できる」と記載されており、予測入力からのカンニングを危惧している模様です。

Disabling the Touch Bar on MacBook Pro

http://support.examsoft.com/h/i/323482095-disabling-the-touch-bar-on-macbook-pro/259104



なお、過去にはTouch BarでFPSゲームのDOOMを動作させた猛者がいます。

Doom on the MacBook Pro Touch Bar - YouTube