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コーエーテクモゲームスは4日、2月9日に発売をひかえたダーク戦国アクションRPG『仁王』の完成発表会を、東京・表参道ヒルズ「スペース オー」にて開催。会場には徳川家康役を務めた俳優・市村正親や、ゼネラルプロデューサーのシブサワ・コウ氏が登場し、本作品への思いを語った。

『仁王』は、ゼネラルプロデューサーをシブサワ・コウ氏、開発をTeam NINJAが担当する、和風ダークファンタジー系アクションRPG。主人公は、徳川家康に仕えたイギリスの航海士「三浦按針」をモチーフにした金髪碧眼のサムライ=ウィリアム。妖怪たちがうごめく幽玄の戦国世界を舞台に、重厚な物語が展開する。また、「徳川家康」役に俳優・市村正親、ヒロインのくノ一「お勝」役に女優・武井咲を起用したほか、オープニングムービーに樋口真嗣監督(『シン・ゴジラ』『のぼうの城』監督)、ゲーム本篇のムービーを神谷誠監督(『デスノート Light up the New world』『アイ アム ア ヒーロー』特撮監督)、音楽には作曲家・菅野祐悟氏(大河ドラマ『軍師官兵衛』の音楽を担当)といった豪華クリエイター陣にも注目したいところ。

発表会には、『仁王』プロデューサーの鯉沼久史氏、ゼネラルプロデューサーのシブサワ・コウ氏、ディレクターの早矢仕洋介氏、安田文彦氏、オープニングムービーの監督を務めた映画監督の神谷誠氏、本作の音楽を担当した菅野祐悟氏、さらに徳川家康役を担当した俳優・市村正親が登壇した。

まず、イベントは早矢仕氏と安田氏、神谷監督、菅野氏を交えたトークセッションからスタート。神谷監督は、「樋口監督から『ゾンビが時代劇で戦うようなゲームなんだけどやる?』と話をもちかけられたことが始まり」と経緯を説明し、「構想12年という作品をやらせて頂き、よろしいんでしょうかという気持ちでしたが、時代劇に興味があったので引き受けました」と当時を振り返った。

普段ゲームをプレイしていないという菅野氏は「音響の方にゲーム音楽のことを細かく教えてもらいながら、最終的に満足いくものができました」と自信を覗かせたほか、「メインテーマのサビのメロディーは、なかなか安田さんのOKをもらえず5、6回書き直しました」と苦労を明かすと、会場から笑いが起こった。

さらに本イベントでは、『仁王』のエンディングのテーマ「Dream Of You」の作詞と歌を、アメリカの女性シンガー、サイーダ・ギャレットが担当することも新たに発表(作曲:村井邦彦氏)。早矢仕氏は「15カ国対応なので、世界共通言語の英語の楽曲をエンディングに入れようと思った。この曲が聴けるよう、皆さん頑張ってください」と本作をアピールした。

また、お勝を演じる武井咲がビデオメッセージに登場し、「お勝は、くノ一としてクールな部分を持ちながら、家族への想いの中で揺れる女性。その心の葛藤を表現できるように頑張りました」と役どころを紹介し、「収録は楽しかったんですが、英語のセリフや、アクションボイスにもトライして少し大変でした」と当時の様子を語った。

そして、イベント後半には、徳川家康役を演じた市村正親が登場しトークセッションに突入。シブサワ氏は、俳優キャストの起用について「『仁王』は史実をベースとした骨太ストーリーですが、ドラマ性を強く打ち出するために、実力があって、重厚な役者さんにお願いしたいと感じていた」と説明。鯉沼氏も「徳川家康は『仁王』の物語で非常に重要な人物。スタッフとの話し合いの末、重厚な演技を演じられる市村さんに無理言ってオファーしました」と、市村起用が開発当初から満場一致であったことを明かした。

市村は以前、舞台『家康と按針』でも徳川家康を演じており、「家康をやる際、山岡荘八さんの『徳川家康』を全巻読み、家康の人間性が見えてきた。家康は狸オヤジとか、騙すのが得意というイメージだったが、僕がやった家康は青春そのもの。自分の夢を求めて、按針と出会って、彼の中の夢を叶えていくような家康だったので、今までとは違う形の家康を作りたいという気持ちだった」と自身の家康像を語った。「今回、また家康を演じられるのは本当に光栄なこと。ゲーム中の家康も僕の顔がモデリングされていて、家康顔ではないのですが、魂を家康にしようと思って取り組みました」と自信を覗かせた。

シブサワ氏は、市村が演じた家康を見て「これだ!」と感じたという。また、映画『のぼうの城』制作委員会であるシブサワ氏は、市村氏がその映画で豊臣秀吉を演じていたことや、劇団四季の『オペラ座の怪人』を見て、昔からファンであったことを告白。「今回の起用も本当に嬉しくて嬉しくて」と満面の笑みを見せた。

また、会場では『仁王』の家康が登場するムービーも披露。初めて自身が演じたシーンを見たという市村は「いいねえ! 自分で入り込んじゃった!」と驚きの声を上げていた。

最後の挨拶で市村氏は「自信を持ってオススメできるゲーム。僕自身も色々な人に『仁王』を宣伝していきたい」と作品をアピールし、シブサワ氏は「2005年から足かけ12年。本当にファンや関係者、プロジェクトチームのメンバーに感謝したい。特にゲームファンからのメッセージや声援がなければ途中でくじけていたかもしれない。その気持ちが今回の完成発表会につながったと心から感謝します。そして、『仁王』の発売は2月9日。ぜひとも"戦国死にゲー"を楽しんでほしい」と作品への熱い想いを吐露し、イベントは終了した。

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(担当ぱぴい)