睡眠不足が慢性化していませんか。毎日がストレスフルなうえに、夜遅くまで起きて、仕事を片付けてしまわなくてはならなかったり。寝る時間が確保できない、または不眠症で寝不足気味など、睡眠不足の理由は様々です。現代社会で増えていると言われる睡眠不足ですが、睡眠が少なくなるとどうように体に影響するのでしょうか。

なぜ睡眠が必要なの?

睡眠には謎がいっぱい、なぜ睡眠が必要であるのか今も解明されていないんです。しかし睡眠が必要である理由は、主に次の2つであると考えられています。一つ目は脳と体に休息を与えること。脳からストレスを除き、筋肉の疲労を取って修復します。

また睡眠時には成長ホルモンが分泌されたり、免疫細胞を活性化させ免疫力を高めるなどの、メンテナンスも行われます。二つ目は脳内整理をすること。学習したことを整理し記憶として固定させるのです。勉強時において一夜漬けで頭に詰め込むよりも、覚えた後に睡眠を取った方が良いとされるのは、覚えたことが記憶として定着しやすくなるからなんです。

睡眠不足が肥満を招く!?

では睡眠不足が続くとどんな状態になってしまうのでしょうか。睡眠が少ないと脳内が整理されず雑然としたままになります。頭の中がクリアでなく、考えるのに時間がかかるうえ、まとまりにくく、記憶があいまいとなります。また感情的にイライラしやすく怒りっぽくなったり、あるいは落ち込みやすくなります。睡眠不足のデメリット、さらには食生活にも影響を与えるという研究結果が出ています。

睡眠が少なくなると体が食べ物を欲するようになり、必要以上のカロリーを摂ってしまう傾向にあるそうです。特に脂肪を多く含んだものが欲しくなることから、睡眠不足が肥満の原因となることもあるのです。睡眠不足の体は実際に「グレリン」という食欲増殖ホルモンを増加させ、グレリンは高脂肪食や高カロリー食を欲する体に仕向けることもわかっています。例えば5時間睡眠の人と8時間睡眠の人で比較した場合、5時間睡眠の人は明らかにグレリンが増加しているそうです。

日に浴びて体内時計を調整しよう!

睡眠において何よりも大切なのは睡眠の質です。ぐっすり眠るためには体内時計を正確に調整しておくことが大切です。毎日デスクワークで室内にこもりがち、そして夜は遅くまでスマホやパソコン、蛍光灯などの光にさらされた生活を続けていると、体内時計が狂ってしまいます。体内時計が狂うと、夜遅くになっても体が興奮したままで寝付けなかったり、朝になっても体が目覚めないということが起こります。

体内時計は太陽の光に当たることで、調節することができます。朝日を浴びて、日中も明るい場所で過ごすようにする。そして夜は強い光を避けることで体内時計が調整されていきます。そうすれば時間とともに自然と眠くなるようになるでしょう。就寝1時間前にはスマホなどから離れ、部屋の明かりを暗めにしておきましょう。リラックスして寝られるように、意識して睡眠環境も整えてみてくださいね。


writer:Akina