ブレイクの予感!福地祐介

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 海外に拠点を置き実力を積んだのち、日本に活躍の幅を広げる日本人俳優がいる。NHK連続テレビ小説「あさが来た」の五代友厚役で大ブレイクしたディーン・フジオカや、新垣結衣主演のヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」での好演が記憶に新しい大谷亮平がその代表格だ。そうした、いわゆる“逆輸入俳優”たちが、いまとにかくアツい。

 逆輸入俳優には、海外での経験により実力がすでに身についているため、日本で活動を始めてすぐにブレイクできるポテンシャルがある。例えば、現在人気沸騰中の大谷は、当初、日本でモデルを始め2003年のCM出演をきっかけに以降は韓国でモデル・俳優として活躍。日本で俳優活動を開始したのは、つい昨年の4月だが、すぐに月9ドラマ「ラヴソング」に出演し、10月から放送された「逃げ恥」のハイスペックイケメン役で一気に人気を獲得した。

 そんな大谷らに続く逆輸入俳優として、いま注目なのが福地祐介という役者だ。福地は栃木県出身、1984年生まれの33歳。2005年ごろからモデル・俳優業を始め、2011年よりアジアを活動の拠点に。英語・中国語が堪能でシンガポールや台湾を中心に活躍してきた。昨年は日本で、リン・チーリン主演の日中合作映画『スイートハート・チョコレート』や『アルビノの木』と出演作が立て続けに劇場公開され、国内で徐々に視線を浴び始めている。

 そして、今月に公開を控える『真白の恋』では、軽度の知的障害を持つヒロイン・渋谷真白(佐藤みゆき)の初めての恋の相手役を務めた。福地が演じたのは、東京から舞台となる富山にやってきたフリーカメラマンの油井景一。油井は真白にカメラを教える代わりに、地元民のみぞ知る撮影スポットへ案内してもらうことに。自転車を二人乗りした際に見せる無邪気な笑顔や、撮った写真を確かめる真剣なまなざし、二人の距離が急接近したりと、淡い青春映画のようなトキメキシーンも満載。その多彩な表情で、ディーンや大谷同様観客の心をつかむに違いない。逆輸入俳優の新星と言うべき福地の今後の活躍に注目だ。

 『真白の恋』は富山県射水市を舞台に、軽い知的障害を抱えるヒロインの初恋と、彼女を支える家族の葛藤を描いた人間ドラマ。映像制作会社の代表者を務める坂本欣弘がメガホンを取り、軽度の知的障害のある実弟を持つ北川亜矢子が原作と脚本を担当した。2月11日より富山県先行公開され、25日より全国順次公開。(編集部・小山美咲)