きょうや式・星座別攻略法とは、相手をうまく攻略するために星座ごとの特徴をとらえるシリーズです。

今回は「恋人との別れ方編」をご紹介! 西洋占星学研究家の上田きょうやが、各星座が「恋人と別れよう」と意識するときを分析しました。別れたい人も、別れたくない人も参考にしてください!

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おひつじ座さんが別れようと思う時

牡羊座男性は基本的に働き者で、恋人と生活を共にしてからは、他の異性に目を向けずに、ひたすら働きます。浮気の可能性は低く、非常に安定したパートナーシップを好みます。それは、牡羊座女性も同じですが、女性はとくに日常生活の中での達成感を非常に大切にします。

そんなおひつじ座さんですから、現実問題としての生産性がないことを非常に嫌います。平和や安泰な感覚、夢や希望以上に「現実にいま動いて展開しているか」ということを大切にします。そのため、怠け者を非常に嫌い、相手にも自分と同等の活動力を求めます。

そのため、その部分でおひつじ座さんが「違っているな…」と感じ始めた時が、用心のサインです。これは必ずしも、たとえばおひつじ座男性が女性に自分と同じだけの働きをしなければならないと思っているという意味ではありません。むしろ「女性は女性らしく」と尊重するはずです。あくまで、違う分野でもしっかりやってくれそうだというのが見えればいいわけです。

おひつじ座女性はまた、「見所のある男性」を好みます。この条件にはずれる動きを恋人が見せたときは危険でしょう。

おうし座さんが別れようと思う時

牡牛座さんはまず単純に、恋愛的に「好き」という理由だけで付き合いを開始します。そして、そこから一気に結婚を考える恋愛へと、ステージがワープします。しかも、付き合い始めると、めったに自分の意見を変えません。完全に夫婦感覚の恋愛です。

そのような精神構造を持ちながら「別れたい」とおうし座さんが思うのは、非常に過激な刺激を与えたときです。恋人のひとつの欠点をじわじわと知ったのならば気になりませんが、それを強烈に表現されると対処ができず、相手をあきらめてしまいます。

基本的に、結婚を強く志向する星座なので、「これでは将来とても夫婦にはなれない」と思うような相手や関係だと、別れる原因になります。今だけの刹那的な関係というのは、おうし座さんの趣味ではありません。とくに牡牛座女性の場合、お金がない男性や不安定な男性もかなりマイナスにとらえます。おうし座さんにとって「富」だけは譲れない条件なのです。

なお、付き合い始めるときは面食いで、相手の容姿を気にする人も多いのですが、付き合い始めたあとではオシャレかどうか、カッコいいかどうかが別れの根拠になることはありません。

双子座さんが別れようと思う時

双子座さんの心の中には、常に「この人がこうしたら、私はこうする・こう考える」というフィルターのようなものがあります。いつも二人三脚のような発想をしているのです。

ですから、さまざまな小さな悪条件が重なり合うと、消去法的に別れの判断を下します。原因が過去のことであっても、筋の通っていないことに対して、なし崩し的に許すことはありません。明確に覚えていて、それが別れの一因となります。いっぽう、多少相手が悪い場合でも、ふたご座さんが納得がいっていれば、あっさり許容してくれます。あとで説明責任さえ果たせば、すっきりとするところがふたご座さんの良いところです。

もっとも別れの一因となるのは、客観的・論理的におかしいと思える根拠を残して、そのままにしておくことです。たとえば、誕生日に何もしなかったなど、ひどい仕打ちをしたのに、あとで何の釈明もなかった……などというケースは、ふたご座さんの心の中では一つの判断材料、つまり「別れのしるし」として残ってしまいます。記念日・誕生日などは、遅くなってもあとから必ずお祝いをしましょう。

かに座さんが別れようと思う時

蟹座さんの人間関係には、理性的な判断は問題になりません。かに座さんは単に「好き」「嫌い」でしか、人間関係を判断しないのです。

そんなかに座さんが相手を嫌いになるのは、あまりに面倒な事態が起こったときです。たとえば、相手があまりに面倒な要求を突き付けてくるときや、ふたりの間に気詰まりな空気が漂っているせいでかに座さんが気遣わないといけないとき、恋人の親ともめたりして関係で傷つけられるようなことがあったときなどです。

ただし、かに座さん自身の愛情が冷めることはあまりなく、大抵はこうした付随的な事件が起こることによって「別れよう」と考えます。そして、一度決心すると意外にその決意は固く、よほどのことがない限り、決心をひるがえすことはありません。

また、蟹座男性は、自分の優しさに相手が乗じて、図々しくしたりする行為を非常に嫌いますので、それが別れの引き金になることがあります。いっぽう、蟹座女性さんは結婚など、相手と共通の目標に向かって進んでいるとき、相手と足並みがあわないと別れる方向に向かいます。

しし座さんが別れようと思う時

しし座さんは、自分が頼りにされていない状況、または相手にされていない状況を非常に嫌います。どの星座よりも寂しがり屋だといえるでしょう。そのため、自分が置いてきぼりにされていると感じる時、忙しくて会わないことが増えてしまった時などに別れようと思いがちです。

しし座さんは男女とも、恋人に放っておかれた状態で、自分なりに居場所を見つけるということはまったくできません。相手をぐいぐいと引っ張ってぶつかり合うことこそが恋愛だと考えています。これは裏返せば、自分が一番必要とされている人のところに自然と行きやすいということでもあります。

とはいえ、しし座さんは人間関係を理屈で判断しているのではありません。しし座さんが一番必要とされていると感じる人のそばだと、自然と感情が満たされて、その人とつきあう傾向が強いのです。遠くのアイドルよりも近くの恋人が大事です。

恋人とはいつも一緒に何かの活動をしている状態でこそ安定するため、行動が別々になると別れを強く意識するようになります。遠距離恋愛や秘密の恋のように、いつも一緒にはいられない状況に陥ったときが、危険信号です。

また、獅子座男性は、目の前の異性に反応しやすいため、浮気性といえるかもしれません。交際中の恋人がいても、たまたま目の前にいる人とつきあうこと、それほど罪悪感をもたない星座だとも言えます。

おとめ座さんが別れようと思う時

乙女座さんは、不安定な気質を抱えているため、相手に盤石の安定を求めます。基本的に結婚志向が強いので、将来が見えないとか、現実感がないという状況を非常に嫌います。また、恋人と離れるかもしれないと感じることが非常にストレスになるので、そう感じたときに相手を「赤の他人」と思うようになります。

つまり、恋人に対して「どんなことがあっても、理屈や感覚を越えて、この人は自分を受け入れてくれる」という感触が得られないとき、心の絆を結べず、離れる方向に向かうのです。「なんだかんだいって他人なんだな」と、おとめ座さんに思われてしまったときに、軽はずみで無責任な行動をとると、別れの決定打になります。遠慮気恋愛のような関係もトラブルのもとになるでしょう。

また、おとめ座さんが困ったときに全面的に助けなかったりすると、そういう記憶も心に残りやすいです。そのときに、恋人以外で助けてくれた人がいれば、そちらに気持ちが向かってしまいます。

そして、無思慮な行動が嫌いです。おとめ座さんは、さりげなく自分を守ってくれるような思慮深い人が好きなのです。たとえば、どんなに自分を守ってくれたとしても、その行動が無駄に派手だとかえって退いてしまいます。そのため、思慮深さが欠けていると思うと別れを意識します。

てんびん座さんが別れようと思う時

天秤座さんは感情のスムーズさを大切にする星座なので、小さなことで怒ることはありません。ただし、表面的にはマイペースで、何を言われても平気そうに見えますが、非常に傷つきやすい側面を持っています。

そのため、小さな心の傷が蓄積した結果、ある日突然「プツン」と切れることはよくあります。とくに言葉で言われたことに、ほかの星座から見ると信じられないくらい過度に反応することがあります。一般的に、言われたことを非常に強く覚えており、本人も忘れたくても忘れられないことがよくあるようです。そのため、言葉で傷つけられることが続くと、別れを強く意識するでしょう。

ノリがよいので、お人よしのように相手に流されるのですが、そのときに相手の感情に裏があって、はっきり読めないと感じると不信感を募らせます。「自分は利用されているのではないか」という感情にとらわれがちです。相手が自分に何の連絡なしに勝手に行動した場合にも、パートナーシップが取れないと感じて、別れる方向に進みます。

カップルという形式を尊重し、関係を保とうとする反面、合理主義・個人主義者のため、感情が伴わないとすぐにさようならという側面が、非常にはっきりと分かれている星座といえるでしょう。

さそり座さんが別れようと思う時

蠍座さんは「感情が変わりにくい」という性質を持っています。そのため、別れを意識するのは、その安定した感情を揺さぶるほどの戸惑いがあるときです。理由は人によって異なりますが、現実的なことであることは少なく、相手が自分の集中力に応えてくれないというケースが多いです。

とくに蠍座男性の場合は、相手があまりに無神経だと感じると、別れを意識します。表面的にはジェントルなので、いつも相手に合わせてくれるように見えるのですが、実は「優しいから好き」と感じている相手のことをあまり評価しません。とくに、優しさに乗じて、女性上位の振る舞いをされることを嫌います。ジェントルな態度はさそり座男性にとってはあくまで社交術であり、本質ではないからです。根本的に亭主関白の気質があるので、相手がその部分を察して寄り添う必要があります。

いっぽう、蠍座女性は基本的に、恋愛においてハードなチャレンジャーです。そのため、自分の努力や誠意がいつまでも報われないと感じると、別れようと考えます。

いて座さんが別れようと思う時

射手座さんの交際は、いて座さんが飼い主の立場にせよペットの立場にせよ、「動物を飼う」感覚に例えることができます。

愛嬌のある動物がやってきたら、人はちょっとかわいがってみたくなるものですが、いて座さんの愛はそのようにして育まれていきます。その人のキャラクターを動物にたとえる感性が強いのですが、たとえば相手のキャラクターが、いて座さんから見てどろどろしていたりするとどう付き合っていいかわからず退いてしまいます。動物たちと人間との関係は、決してどろどろしていませんので、そのような関係になりそうだと感じると、いて座さんはさっと退いてしまいます。

また、いて座さんは非常に感覚的で、とくに射手座男性の場合「どうして別れたいのか」が、周囲の人から見て謎かもしれません。たいていの場合、相手の束縛が強すぎて別れることが多いようですが、いて座さん自身はそうだとは言わないでしょう。

率直に表現することが大切で、エネルギーをぶつけるような表現を好むため、恋人がいて座さんを気遣いすぎる表現をしてくると、うっとうしいと感じます。とくにかに座さん・さそり座さん・うお座さんが、いて座のことをおもんぱかるつもりで控えめに表現しても、いて座さんからは「うざい」と思われるのが落ちですので注意してください。

やぎ座さんが別れようと思う時

山羊座さんは、生活や日ごろの活動が一緒である限り、別れるという発想をしません。きちんと日常生活が進んでいけば、それ以外のものを特に求めないのです。

しかし、かなりの物質主義者なので、容姿や性格を含めて、恋人よりも条件がよい相手が登場した場合、すっと乗り換えることがあります。こんなときの判断は、日ごろの生活でじわじわ感じた感覚の集積であり、「自分はこう感じたから別れようと思った」という整然としたものではありません。

つまり、非常に感覚的で、なにか事件が起きたから別れようとすることはないのです。少なくとも、激しいケンカがあり、それ自体のために別れるということはめったにありません。そのため、やぎ座さんが別れを切り出した際に、その理由を求めても後付けの説明のようになるため、恋人にとってはわかりにくいものです。

あえていえば、相手に将来が見えないと別れたくなる傾向はあります。ただしそれは、同じ「地の星座」に属するおとめ座さんやおうし座さんとは異なり、自分の活動スタイルと漠然と合わないと感じたから別れを考える、という感覚的なものでしょう。

みずがめ座さんが別れようと思う時

水瓶座さんが別れを意識するのは、自分の人生観と今のふたりの生活が合わないと感じたときです。みずがめ座さんは精神中心主義なので、相手と主義主張が合わないと、それだけでダメということが多いです。

現実の行動力はまったくないので、結婚したあとに生活が安定していれば、別れの行動へ向かうことは少ないです。しかし、結婚前であれば、考えが合わないということは大きな障害になって、別れる原因となります。恋人からすれば考え方が合っていると思えていても、みずがめ座さん自身がいったん「違う!」と考えてしまうと、かなり頑固に思い込んでしまいます。これを取り除くのは、かなり厄介です。

いっぽうで、ほかの星座であればハンディとなる、長い間会えなかったせいで別れを意識することはありません。余談ですが、みずがめ座さんが「遠距離になるから別れよう」ということはありますが、それは遠距離を口実に使っているだけです。遠距離恋愛ができる気質であればあるほど、それを言い訳に別れようとしがちです。

このように、ふたりの家が遠いとか、お金がないとか、外的要因を別れの理由にはしません。みずがめ座さんの別れの理由は、あくまでふたりの個性が合っているかどうかです。

うお座さんが別れようと思う時

魚座さんは、誰から見てもわかりやすく「ラブラブ」な状態に陥るのが、恋愛の基本パターンです。そのため、ラブラブな関係が保たれていれば、別れようとは思いません。

別れようと思うのは、たまたまふたりの間に空白の時間が生じたときです。それが相手のせいでなくても、寂しがったり、気持ちが変わったりすることがあります。とくに、うお座さんが友人とよく遊び始めたら、恋人は気を付けたほうがよいでしょう。恋に冷めるというより、寂しさのあまり楽しい雰囲気に流されて、浮気に走ることがよくあります。

また、感覚的な持ち主なので、恋人がセンスのない無粋な行動や、カッコ悪い振る舞いをすることを嫌います。いくら仲良くなって、ふたりきりのときだからといって、あまり美しくない行為を見せると、それが別れの決断への引き金となります。

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