絆創膏の貼り方に大きな反響が出た(出典:ずよね〜ま(@ponzuyo)さん)

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絆創膏(ばんそうこう)のとある貼り方がイラストとともにツイッター上で紹介され、多くの反響が出ている。

一般的な絆創膏にひと工夫入れるだけというシンプルな方法だが、「目からウロコ」だと評判だ。絆創膏メーカーも「発想が面白いと思う」と話している。どんな貼り方なのか。

投稿者「救急対策として、医療関係者から講習を受けた時に知った」

ツイッターユーザー「ずよね〜ま」さんが「ならった絆創膏の貼り方忘れない用に」とツイートしたのは2017年1月31日。スタンダードな細長いタイプの絆創膏を指に巻く場合で、手描きのイラストが添えられている。

その方法は、長辺と平行に、左右の端の真ん中からパッド部分に向かってハサミで切り込みを入れる、というものだ(イラスト参照)。指に巻き、計4つに分かれたテープを、裏側で上下それぞれクロスさせて貼りつける。切り込みを入れる際は必ず、消毒したハサミを使うようにと注意を促している。

ツイートには「これは目から鱗(うろこ)」「わりと革命」「とても有益な情報でした」といった反響が寄せられており、9万8000の「いいね」がつくなど注目が集まっている。

この貼り方を知った経緯について、ずよね〜まさんは2月1日のJ-CASTヘルスケアの取材に対し、

「2年前ほど前、野外活動における傷害への救急対策として、医療関係者の方から講習を受けた時に知ったものです」

と明かす。指先に貼った際は「密着度が高く、(絆創膏と肌の)隙間にゴミが入ったり、すぐ取れることもありませんでした」といい、指の関節の場合は「普通に貼ってしまうと曲げられないことがあるのですが、2等分することで(患部の)反対側は関節部分を避けて貼れるため、作業もしやすくなりました」と使用感を述べた。

絆創膏メーカー「大事なのは密着させること」

このような貼り方について、絆創膏を含むヘルスケア商品や医療機器を製造販売する森下仁丹(本社・大阪市)に見解を取材したところ、広報担当者は「発想として面白いなと思います」としてこう話す。

「絆創膏を貼る際に大事なのは、肌に密着させ、それを保つことです。そうでないと雑菌やほこり、砂などが患部に侵入してしまいますので、関節を曲げても隙間ができづらく、密着が保たれるのは良いことですね」

慣れるまで少々コツが要り、「試しに消毒したハサミで切り、指に貼ってみましたが、気を付けないと若干ヨレます」と話した。また、衛生面には注意を払う必要があるという。

「絆創膏製品は滅菌包装された状態で出荷されていますが、ハサミに付着している雑菌が支持体(テープ部分)にうつってしまう可能性があります。必ずハサミはアルコール消毒などで雑菌を取り払ってから切るようにしてください」

森下仁丹には、絆創膏製品に対して使用者から「はがれづらいようにしてほしい」といった意見も届くといい、角を丸く加工した製品などが生まれてきたという。今回のツイートのように「はじめからテープが4つに分かれているものが欲しい」といった声はないかと尋ねたが、「ちょっと当社には届いていないですね」との答えだった。

ただ、担当者は「ツイッター上で有用だと話題ですし、アイデアは日常の中から生まれる場合が多いです。検証も必要ですが、こうした絆創膏の貼り方について市場の声を集めることになるかもしれません」と話していた。