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「インターネット」に溢れる情報の「旬」をお届けする「インターネット鵜の目鷹の目」、第4回。今回の注目キーワードは『Nintendo Switch』です。

世永玲生の「インターネット鵜の目鷹の目」: マーケティングコンサルタント世永玲生が、自身のFacebookのフィードに流れてきた、インターネット界隈の気になるトピックを独自視点で分析、レポートする。

 

任天堂の新ゲーム機『Nintendo Switch』が、いよいよ2017年3月3日に2万9980円(税抜)で発売されることが正式発表されました。発表前、採用されるチップ(SoC=System-on-a-chip)である「Tegra」が、一世代前の「Maxwell」になっているという噂や、バッテリー交換ができない仕様になるのでは? と伝えられたニュースに対して、インターネット上ではコアなゲームユーザーだけではなく、いわゆる“任天堂ファン”から早くも失望の声が上がっていました。

ですが、ちょっと待ってください。この新ハードは、実はなかなかスゴい子なんです--。

『Nintendo Switch』のココがスゴい!





まず注目したいのが、新規に搭載された機能「HD振動」。これは一般的なゲームのコントローラーの、いわゆる“バイブレーション”のように、ただ単にブルブル震えるというものではありません。実は、硬質な物体とキャラクターの衝突や、水の流れなどを繊細に表現できる次世代の振動パックで、過去の先例から考えても、例えば『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』などでは、この機能を十二分に活かしたワクワクした演出が行われると予想されます。振動の精度も素晴らしく、見えない箱の中にボールが何個入っているかをユーザーに判別させられるほどの表現力を有しているとのことです。

続いて、「IRセンサー」も進化しました。こちらは物体の形や動きを読み取るモーション赤外線カメラで、コントローラーの近くで口をもぐもぐと動かしたり、指定の動作を指のアクションで行うといったことまで認識することが可能です。

さらに親が子どもに安心してゲームを遊ばせることができる「Nintendo みまもり Switch」も見逃せません。こちらはプレイ時間だけではなく、ゲームのレーティング管理やSNSなどのコミニケーション機能の制限もできます。もう、昭和時代のように子どもからゲーム機を取り上げたり、押入れに隠したりするなんて必要はありませんね。

『Nintendo Switch』は“合体系変態ハード”だ!





そしてある意味、最も注目すべきトピックが、取り外しが出来るコントローラー「Joy-con」です。『Nintendo Switch』にはGPSもSIMスロットも、そして写真撮影用のカメラも内蔵されていません。本来ならば、当然本体に内蔵されているべきカメラすら存在しないということは、逆にユーザー自ら様々な機能を、自由にカスタマイズできる前提で設計されているのではないか、と考えるのが妥当なのではないでしょうか。



ひとつの可能性として、この取り外しが出来るコントローラー「Joy-con」に、様々なアタッチメントをつけることで広がる未来を妄想してみましょう。初代『ゲームボーイ』以来の、魚群探知機に変身するゲーム機になるかもしれませんし、GPSやSIMやTVチューナーはもちろん、夜間撮影可能なカメラやIoT用のセンサーも取り付けられるかもしれません。

それと、任天堂は『Nintendo Switch』とみられる本体にVR機器をドッキングさせる特許を公開していることも忘れてはいけません。ラインナップに入っていないにも関わらず、VRの特許を取っているということは……、そしてVRコンテンツに「HD振動」が加わると--。

これらのことから、個人的に『Nintendo Switch』は、結構熱い“合体系変態ハード”になると予想しています。

文/世永玲生

※『デジモノステーション』2017年3月号より抜粋

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