大阪、神戸、京都の関西の3タワー 今年は記念行事やリニューアルなどで活気

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 高さは関東に譲っても存在感は負けず劣らず。そんな関西を代表する3つのタワーやその周辺が、このところ活気づいている。

 日本のタワーで話題になるのは、東京スカイツリー(634メートル/東京都墨田区)や老舗の東京タワー(333メートル/東京都港区)など、関東にある施設であることが多い。そんな中、今年は大阪、神戸、京都にあるタワーも注目されている。

 クライマックスは間もなくだ。それが昨年、再建60周年を迎えた大阪市(大阪府)のシンボル「通天閣(108メートル、一般展望料金700円/運営は通天閣観光)」。現在、再建の翌年から今日まで広告を掲出している日立製作所(本店:東京都千代田区)とタッグを組み、2つの企画を実施・予定している。実施中なのはスマートフォン用アプリ(無料)。アプリでは拡張現実(AR)技術による通天閣と周辺の今昔や、仮想現実(VR)を駆使して仕上げられた通天閣と人々の関わりをテーマにしたショートストーリーが楽しめる。また、新ネオンサインのお披露目も行われる。点灯式は「ツーテンの日」の2月10日(金)日没。なお通天閣、昨年避雷針の交換で少々“背”が伸び、高さは103メートルから108メートルとなった。

 例年以上に春が待ち遠しいのが、港町と古都に建つ2つのタワーかもしれない。

 今年開港150年を迎える神戸港(兵庫県神戸市)にある「神戸ポートタワー(108メートル、一般料金700円/運営は神戸港振興協会)」。鼓を思わせる独特の外観の美しさから、鉄塔の美女、ハンサムとも称されるこのタワー周辺では、メリケンパークのリニューアル整備が急ピッチで進む。完成後は芝生広場の拡充が行われたり、関西初の公園内店舗としてスターバックスコーヒーが出店するなど、これまで以上に魅力あるウォーターフロント公園になるという。春に開園した後は、この公園を舞台に開港150年記念イベントも多数予定されている。

 そして、古都に建つのが航空機などに用いられるモノコック構造(応力外皮構造)で鉄骨ゼロの建造物、JR京都駅(京都府京都市)至近にそびえる「京都タワー(131メートル、入場券770円/運営は京阪ホテルズ&リゾーツ)」。こちらでも下層部の商業ゾーンの大掛かりなリニューアルが進行中だ。来る春には、街と駅、観光客と生活者をつなぐ結び目となるべく「集う・憩う」「買う・探す」「学ぶ・遊ぶ」の3要素を堪能できる空間が誕生する。場所は京都駅前で、商業施設の名称は「KYOTO TOWER SANDO(京都タワー サンド)」。

 今年、関西方面を訪れる際は、各地のタワーまで足をのばしてみてはいかがだろう。

加藤 秀行[著]、阪神 裕平[著]