慣らし不要のクルマがほとんどの現代でも「日産GT-R」にはメーカー指定の方法がある!

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2000kmまで段階的な慣らし運転が指示されている

最近のクルマは部品の精度や各部の組み付け精度が向上していることから、昔ほど入念な慣らし運転は必要ないと言われている。しかし、国産車の中でも有数の性能を誇る日産GT-R(R35)に関しては、2000kmまで段階的な慣らし運転をするように指示されていることをご存知だろうか? 今回はオーナー以外にはあまり知られていない日産GT-Rの慣らし運転についてお伝えしよう。

0-500kmまで

・アクセルペダルは半開までに抑えて、ゆっくりと踏み込んでください。

・エンジン回転数は3500rpm以下に抑えて走行してください。

・不必要な急ハンドル、急ブレーキ、悪路走行は避けてください。

納車されてから500km走行するまでは、まさに我慢のときだ。全開走行はもちろんのこと、3500rpm以上に回転を上げないようにしなければならない!

500-1000kmまで

・低速ギア(1〜3速)でのアクセルべダルを全開にした急加速はしないで、ゆっくり踏み込んでください。

・不必要な急ハンドル、急ブレーキは避けてください。

・できるだけショックアブソーバーのセットアップスイッチをCOMFモードに選択し、サスペンションがストロークしやすい状態で走行してください。

500kmを超えたら回転数の縛りはなくなるが、低速ギアでの全開走行はしないように指示される。また、ここからはサスペンションの慣らしがスタート。一番ソフトなCOMFモードで、しっかりストロークをさせて馴染ませなければならないのだ。

1000kmを超えるとエンジンの回転を上げる最終段階

1000-2000kmまで

・Mレンジを使用し、エンジン回転数を比較的高めに維持して1速から4速の間でのシフト操作を繰り返してください。

・不必要な急ハンドル、急ブレーキは避けてください。

・できるだけショックアブソーバーのセットアップスイッチをCOMFモードに選択し、サスペンションがストロークしやすい状態で走行してください。

1000kmを超えたら、今度はエンジンに当たりを付ける作業に入る。1〜4速を使い、ある程度高回転を維持するような走りをするのである。これを2000kmまで続けたら、いよいよGT-Rのポテンシャルを解放するときがやってくるのだ!と、いいたいところだが、2000kmを走行した時点で「新車2000km点検」を実施し、アライメント点検、調整を必ず実施するように、とも記載されている。2000kmくらい走行した時点でようやくサスペンションが馴染んでくるからという理由のようだ。

それ以外にもGT-Rの取扱説明書には「GT-R特別項目」というものがおよそ30ページに渡って記載されている。どれだけのオーナーがここを熟読しているかは不明だが、それほどGT-Rは特別なモデルということが言えるだろう。