【2017Jリーグ補強診断】中盤から前線の補強に成果、守備陣の高齢化問題は未解消《ヴァンフォーレ甲府》

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▽2月25日に開幕を迎える2017シーズンの明治安田生命J1リーグ。3年ぶりの1シーズン制が復活となり、全18チームがタイトルを目指してしのぎを削る。開幕を前に超ワールドサッカー編集部がJ1全クラブの補強を診断。目先の目標として5年連続のJ1残留を掲げるヴァンフォーレ甲府編をお届けする。

◆余剰戦力整理が大半
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【OUT】

DF

柴村直弥(34)→契約満了

福田健介(32)→V・ファーレン長崎/完全

渡邉将基(30)→横浜FC

MF

秋吉泰佑(27)→契約満了

マルキーニョス・パラナ(39)→契約満了

ビリー・セレスキー(31)

稲垣祥(25)→サンフレッチェ広島/完全

吉野峻光(27)→コーンケン/完全

FW

ダヴィ(32)→契約満了

盛田剛平(40)→ザスパクサツ群馬/完全

▽長らくチームを支えてきたFW盛田剛平ら10選手が退団した。余剰戦力の整理が主となった中、引き抜かれたのはサンフレッチェ広島に移籍したMF稲垣祥くらい。しかし、昨シーズンのリーグ戦で33試合5ゴールを記録した稲垣の活躍を考えると、抜けた穴は小さくないだろう。

◆補強診断 (★5つが最高)

★★★☆☆

▽吉田達磨新監督率いる新シーズンに向けて、11名の新戦力を獲得。特に、FWウイルソン、MF堀米勇輝ら中盤から前線にかけての補強に一定の成果を上げた。しかし、主力の高齢化が進む守備陣の補強に関してはイマイチ。前評判を高めるほどの補強ができたとは言い難く、例年と同様に外国籍選手の活躍がチームの浮沈の鍵を握るようなメンバー構成となった。

◆2選手加入も活躍未知数【GK&DF】
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【IN】

エデル・リマ(30)←アメリカ・ミネイロ/完全

小出悠太(22)←明治大学/新加入

▽主将のDF山本秀臣ら高齢化が進む守備陣に若く即戦力として活躍が見込める加入者はいない。大卒ルーキーのDF小出悠太と、187cmの長身DFエデル・リマの2選手を獲得したが、いずれもJリーグ初参戦。昨年と同様に36歳の山本や、42歳のDF土屋征夫、36歳のDF津田琢磨らベテラン勢が守備陣の軸として重荷を背負うことになるだろう。

◆一定の成果を上げた中盤補強【MF】
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【IN】

若杉好輝(21)←サウルコス福井/期限付きから復帰

堀米勇輝(24)←京都サンガF.C./完全

島川俊郎(26)←レノファ山口FC/完全

兵働昭弘(34)←水戸ホーリーホック/完全

小椋祥平(31)←ガンバ大阪/完全

曽根田穣(22)←びわこ成蹊スポーツ大学/新加入

道渕諒平(22)←明治大学/新加入

▽中盤には、2年ぶりに復帰の堀米や、MF島川俊郎、MF兵働昭弘ら実力者が加入。守備陣の補強動向と比べても概ね成功した。また、プレシーズン期間中には練習生として帯同していたMF小椋祥平を獲得。攻撃面に秀でた堀米を除けば、全体的に地味目な選手が多いものの、チームのために汗をかける顔ぶれが揃った印象だ。

◆実績十分の点取り屋確保【FW】
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【IN】

ウイルソン(31)←ベガルタ仙台/完全

ガブリエル(20)←サンパウロ/期限付き

▽補強ポイントの1つだった新たなセンターFWとして、J1通算40発のウイルソンを獲得。近年はやや落ち込んでいるものの、実績十分の点取り屋を確保できたのは大きい。さらに、ブラジルの名門サンパウロからFWガブリエルを借りた他、昨シーズン途中加入ながら目覚ましい活躍を見せたFWドゥドゥの流失も回避。あとは機能するかどうかだ。