3日、中国新聞網は記事「大統領選の構図を揺るがす潘基文氏の出馬断念」を掲載した。中傷やフェイクニュースによって自身や家族の名誉が傷つけられたことを理由としている。出馬断念は関係者にすら知らされていなかったと潘氏の側近は明かす。資料写真。

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2017年2月3日、中国新聞網は記事「大統領選の構図を揺るがす潘基文(パン・ギムン)氏の出馬断念」を掲載した。

今春にも実施される韓国大統領選で最有力候補の一人だった潘基文前国連事務総長が出馬断念を発表した。中傷やフェイクニュースによって自身や家族の名誉が傷つけられたことを理由としている。出馬断念は関係者にすら知らされていなかったと潘氏の側近は明かす。潘氏は「もし相談すれば引き留められただろうから」と独断の理由を話している。

昨年末に国連事務総長を退任した潘氏は1月12日に韓国に帰国したが、その後は弟の収賄疑惑が報じられたほか、鉄道の自動販売機の使い方がわからずコイン投入口に折り曲げた紙幣を入れようとした姿、障害者コミュニティーを訪問し給仕のボランティア活動を行った際におかゆをこぼして老人の顔にかけてしまったことなどが大々的に報じられ、支持率を落としていた。

保守系で唯一の有力候補だった潘基文氏が大統領選から消えたことで選挙の構図は大きく揺らいでいる。最大野党「共に民主党」の文在寅、李在明氏が大きくリードする展開となっている。(翻訳/編集・増田聡太郎)