【取材】JR西日本のICカードは残高1円でも入場OK!その理由を聞いてみた

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JR西日本の自動改札の設定が優しいと話題になっている。

JR西日本「降りてから払い〜」

JR西日本の自動改札の設定が優しい・寛容だと話題になっている。

キッカケは先月末にネット上に投稿された「自動改札。JR西日本はICカード残額が初乗り運賃に満たなくても『ええよ乗り遅れるやろ、降りてから払い〜』と通してくれるが、JR東日本は止めてくるのでつらい」というつぶやきだ。

JR東日本は「初乗り運賃」のチャージが必要

本当にJR西日本とJR東日本で、駅に入場できる金額が違うのだろうか?JR西日本ICOCAのホームページを見てみると、次のような注意事項が。

Suicaエリアでは、カードの残額が初乗り運賃に満たない場合は、ゲートが閉まります。一旦チャージ(入金)してからご利用ください。

JRおでかけネット ーより引用

確かにJR西日本の「ICOCA」エリアとJR東日本の「Suica」エリアでは、入場するために必要な金額の設定が異なるようだ。

ネット上で「知らなかった」「優しい」と話題に

このつぶやきを受けて、ネット上には「知らなかった」「同じ交通系ICでも違うんだなぁ〜」「狭い日本、東西で大きな差があるのですね」など驚く声が殺到。

また、「ちょっとした優しさええなぁ〜」「ありがたい」「優しい心遣い」「これはICOCAがええね」「すげー。信用社会だ」とJR西日本を賞賛する声が続々。

西から東に引っ越した人々からは「これ、東京来てびびった。なんで乗られへんねん!って」「関西の感覚で東京で乗ると結構不便」「ほんまこれ。東京はシビアだわ」という声もよせられている。

JR西日本「後払い方式のため」

なぜ、JR西日本はICカードの残高が初売り運賃に満たなくても入場させてくれるのだろうか?JR西日本の広報部に話を聞いてみた。

--なぜICカードの残高が初乗り運賃に満たなくても、改札を通れる設定にしているのですか?

ICOCAは、降車時に運賃が引き落とされる仕組みのため、乗車時に1円でも残額があれば入場できるようになっています。

--同じJRなのに、西と東でゲートを通れる金額の設定が違うのはどうして?

弊社(西日本旅客鉄道)と東日本旅客鉄道(JR東日本)様は別会社で、自社エリアの設定は各自で行っているためです。

--改札を通った後にICカードの残高不足に気づき、さらに財布も忘れてしまった…などのトラブルはありませんか?また、その場合はどのような対応をされていますか?

トラブルに関しては特に聞いておりません。

--JR西日本について、ネット上に「寛容だ」「優しい」という声がたくさん届いていますが?

結果としてお客様からそのようなお声を頂いたことについては、ありがたいと思います。

 

毎月の列車利用金額200円につき1ポイントがたまる、お得なカードもあるという。

東海エリアは0円から入場OK

JR西日本のICOCAエリアの自動改札が優しいと話題になっているが、世界にはさらに寛容な地域もあるようだ。

東海地方の交通系ICカード「manaca」「TOICA」エリア内は残額が0円でも入場が可能。

さらに、台湾・台北の交通カード「悠遊カード」は残高不足時、保証金から借金する形で降車することができ、残高がマイナス表示になることがあるとか。

マイナスになった場合は一時的に使用できなくなるが、次回利用時にチャージすれば再度使えるようになるという。