中国では近年、日本の「職人」に対する関心が高まっている。中国人旅行客が日本で温水洗浄便座や電気炊飯器を爆買いしたのは、日本人はモノづくりで一切妥協しない「匠の精神」を持つためであり、その匠の精神を体現した存在こそ日本の「職人」であるという論調も多い。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では近年、日本の「職人」に対する関心が高まっている。中国人旅行客が日本で温水洗浄便座や電気炊飯器を爆買いしたのは、日本人はモノづくりで一切妥協しない「匠の精神」を持つためであり、その匠の精神を体現した存在こそ日本の「職人」であるという論調も多い。

 中国メディアの今日頭条は2日、日本の料理人もまた「職人」と呼ぶに相応しい存在であると伝え、「日本人は一生をかけて1つの料理を極めようとする」と紹介、だからこそ日本には数多くの美食があり、ミシュランガイド掲載店も多いのだと主張している。

 記事は、日本には寿司なら寿司だけ、天ぷらなら天ぷらだけを一生をかけて極めようとする料理人がいると伝え、こうした料理人こそ匠の精神をもっとも良く体現した存在であるとの見方を示した。

 さらに、ミシュランガイドに掲載されるような店の料理人は細部にまで徹底的にこだわり、料理に対して誠実に向き合っていると指摘。食材選びにも当然手を抜かないとしたうえで、大気汚染や水質汚染が深刻化している中国でとれた食材とはまったく違う天然の良質な食材を使用していると伝え、だからこそ味や歯ごたえ、色、香りなどで大きな違いが生じるのだと論じた。

 また記事は、日本の料理人は利益を最大化するために食材の質を落としたり、手を抜いたりしないと指摘。手間ひまを惜しまず、1つの料理を一生をかけて極めようとする日本の料理人こそ職人であり、匠の精神を持つ人びとであると指摘し、盲目的な商業化に突き進む傾向のある中国の飲食業界とは大きな対比をなしていると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)