1月16日、日本ラグビーフットボール協会は英会話教室を運営するイーオンとオフィシャルサポーター契約したと発表。

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■イーオンがラグビー日本代表に英語研修

日本ラグビーフットボール協会(東京・港)はこのほど、ラグビー日本代表選手の英語力の向上を手助けするオフィシャルサポーター契約を、英会話教室を運営するイーオン(東京・新宿)と結んだ。2015年のラグビーワールドカップでの日本代表の活躍など、近年注目度が高まっていることに加え、海外でプレーする選手や外国人のヘッドコーチやチームメイトが増えている。日本ラグビーフットボール協会の坂本典幸・専務理事は「勝つためには語学が必要」と話すなど英語力を向上させる必要があると判断した。それが今回の契約となったもので、イーオンとしてはスポーツ分野においては初の取り組みとなる。

1月半ばの記者発表会に臨んだイーオンの三宅義和社長は「日本人選手は遠征や海外リーグでの試合はアウェー感が強いだろう。しかし、そのときに英語をしゃべることができれば、そこがホームになり、リラックスして自分の力が発揮できるはず。3000社以上の企業研修で培ったノウハウを生かしたいと思っている」と話した。

提供される「語学トレーニングプログラム」は、日常会話に加えて、試合や練習で使われる言い回し、ファン対応、試合後の懇談会など、いくつかのシーンに合わせたオリジナル教材が中心。それ以外にも多忙な選手のために、最寄りのイーオンの教室やオンラインでのマンツーマンレッスン、合宿所に講師を派遣する集合研修などが用意されている。

会見に同席した日本代表の1人、大野均選手(東芝)は「2004年から代表に選ばれ、海外でも戦ってきた。その頃からこうしたサポートがあったら、違った成果を出せたかもしれない」と、会場の笑いを誘った。プログラムでは、遠征の移動時間でも簡単に英語学習ができるeラーニングを受けたいと意欲を覗かせた。

17年の第8回女子ワールドカップに出場を決めた日本チームのキャプテン・斎藤聖奈選手は「去年の予選試合中、英語でレフェリーとダイレクトにコミュニケーションを取れたらと思う場面が何回もあった」と振り返った。そのためにも、選手専用のマンツーマン指導で発音を良くしていきたいと笑顔で語った。

三宅社長は「プログラムはトレーニングと銘打っているが、英語の習得はスポーツの練習と似ていて、英語の学習は“筋トレ”だと考えています。ラグビーの猛練習と比べれば簡単で、代表選手はすぐにマスターしてくれるだろう」と期待を寄せる。当面はラグビーワールドカップが日本で開催される2019年を目途に日本ラグビーの発展に寄与したいとした。

(ジャーナリスト 岡村繁雄=文)