松坂桃李&菅田将暉、互いにドンとぶつかり合える特別な関係

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 異色の4人組音楽グループGReeeeNの代表曲「キセキ」誕生秘話を映画化した『キセキ−あの日のソビト−』が公開中です。

 GReeeeNのプロデュースを手掛けてきたJINさんをモデルとするジンを演じた松坂桃李さん、JINさんの弟でGReeeeNのリーダーであるHIDEさんをモデルとするヒデを演じた菅田将暉さん。主演を務めるおふたりに話を伺いました。

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◆音楽が好きな気持ちを大事に(松坂)

――本作のコンセプトを聞かれたときはどう思いましたか?

松坂:本当にあったことを基に作っていると聞いて、こんなに映画として成立する要素がたくさんある話が実話なんだ! とワクワクしました。脚本を読んでも、おもしろいと思ったエピソードがピックアップされていたので楽しみでした。

菅田:いまの時代に顔を隠して曲の力だけで勝負しているって、改めて考えてみるとすごいことだし、今回の物語を聞いて、なんだか納得するものがありました。映画で観たいと思いました。

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――ジンとヒデを演じるにあたって、気を配られたことは?

松坂:音楽が好きな気持ちを、とにかく大事にしました。実際にJINさんとお会いして、話していても、その感じはものすごく伝わってくるんです。それからJINさんの求心力。特別な何かをしゃべっているわけではなく、たとえば「風を感じるんだよ、おれは」みたいなことをおっしゃるんですよ。それがなんかカッコいい。人を引きつける魅力を持った方なので、そこはしっかりと持っておきたいなと思っていました。

菅田:僕も実際にHIDEさんとお会いしたんですが、超人なんですよ。“当たり前”のレベルがすごく高くて。シンプルにかっこいいなと思いました。歯医者さんをやりながら、年間100曲以上作られているわけですけど、それが特別なことという感覚がなくて、当たり前にやっている感じというのが、すごくストイックで。

 二兎を追う者が二兎を得たHIDEさんの凄みってなんだろうなって思うと、やっぱり楽しむ感じなんですよね。GReeeeNさんのレコーディング風景の映像も見させていただいたんですが、とにかく楽しそうで。それもきっとHIDEさんひとりではなく、JINさんの存在やみなさんとの出会いがあったからで。それが出せればいいなと思いました。

◆壁って捉える自分が一番の壁(菅田)

――何度かご一緒されているお二人ですが、改めてガッツリ共演された感想は?

松坂:『王様とボク』(2012)のときは、あっという間に終わった気がするんですが、改めてガッツリやってみて、楽しさが増した感じがしました。別にお芝居の話をするわけでもないんですけど、普段の現場では味わえないような、菅田でしか経験できないような楽しさがある。なんていうのか、ドン! ってくる感じなんですよ。

菅田:僕もドン! ときました。常に僕の目の前に背中がある桃李くんとの時間は特別でした。嬉しかったのはケンカするシーン。そのときのパワーがすごくて、1週間くらいアザが出来てましたよ。それが嬉しかったです。ガッツリ肉体にもドンってきてくれて。それはこのふたりの関係性じゃないとできないと思いました。

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――夢への向き合い方を描いた作品でもありますが、おふたりが壁にぶつかったときはどう乗り越えていますか?

松坂:でっかい壁があったとして、その壁は、自分が変わらないと大きいまま。自分を変えて乗り越えていかないと。だからぶち当たったときは、とにかくやってみる! むしろ自分のなかでイメージがわかないくらいのことにぶつかったほうがおもしろい。今まで経験したこと、考えうることを全て出す。ぶち当たったとしても、僕は、なるべく新しいこと、いろんなことに挑戦していきたいです。

菅田:何をもって壁とするかですよね。それって自分の尺度でしかないので。簡単なことでも、難しいことでも、結局は地道な作業での積み重ねでしかないし。見方を変えればおもしろく見えてきたりもするので。壁だって思っている自分が一番の壁なんですよ。そこで可能性が減ることは避けたいなと思ってます。

――最後に女子SPA!の読者に向けてメッセージをお願いします。

松坂:ジンの立場からいうと、自分のやりたかったことではない仕事をやっている人も、きっといると思います。でもそれは、もうひとつの正解の道というか。自分のなかでしっかりと折り合いをつけ、決断し、判断し、前に進んだんだということ。決して間違いではなかったんだと、背中を押してくれる作品になってるんじゃないかな。

菅田:あったかい気持ちになれる映画って意外と少ないんですよね。でもこれは間違いなくあったかい気持ちになれる映画。エモーショナルなものってどこか照れて避けがちだったりするけれど、僕はこの作品から勇気をもらいました。みなさんにもそれぞれあったかい何かが生まれたらと思います。

<TEXT&PHOTO/望月ふみ>
『キセキ−あの日のソビト−』は1月28日より全国公開中
配給:東映
(C)2017「キセキ−あの日のソビト−」製作委員会
ヘアメイク:AZUMA@MONDO-artist(W) スタイリスト:伊藤省吾(sitor)