中国メディア・今日頭条は2日、38年前の1979年2月1日が世界初のカプセルホテル誕生の日であることにちなみ、日本のカプセルホテルの発展史と中国での発展の可能性について説明する記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)jovannig/123RF)

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 中国メディア・今日頭条は2日、38年前の1979年2月1日が世界初のカプセルホテル誕生の日であることにちなみ、日本のカプセルホテルの発展史と中国での発展の可能性について説明する記事を掲載した。

 記事は、79年2月1日に大阪・梅田で世界初のカプセルホテルが開業したと紹介。その背景には、高度経済成長に伴って隆盛した「残業文化」があるとした。一時は500軒を超えるほどの発展を見せたが、バブル崩壊とともにその数が減少、最近では新たな顧客層開拓のために女性が安心して利用できるカプセルホテルが増えていることを伝えた。また、2020年の東京五輪もカプセルホテル市場復活のカギとされていることも紹介した。

 中国については、初めてカプセルホテルが誕生した時期については諸説あるとしたうえで、「もっとも有名もの」として11年1月に上海駅付近にオープンした希泰カプセルホテルを紹介。営業許可をとったうえでの開業だったが、程なく消防当局から安全リスクがあり認可できないとの通知を受け、閉鎖に追いやられたとし、「このような例は国内では少なくない」と説明した。

 その後、中国国内でもカプセルホテルが続々と出現し、現在では全国で400軒あまりが営業しているという。記事は、主な利用者は若い学生や出稼ぎ労働者であるという業界関係者の話を紹介するとともに、ネット上におけるカプセルホテル利用者の感想が「カップ麺と足の臭い」で形容されるものであると紹介。快適さにおいて追求の余地はあるものの低価格ゆえに利用者も多く、中国でも今後低所得者および中所得者層の利用がさらに拡大する可能性を持っていることを伝えている。

 カップ麺と足の臭いが漂うカプセルホテルに宿泊したいかと言われれば、多くの消費者が嫌がりそうだが、ネットユーザーの感想を見ていると克服すべき課題はそれだけには止まらないようだ。安全性のほかにゴミの放置、騒音といった問題も指摘されている。日本のカプセルホテルは狭いながらもプライバシーが確保されていることで利用者の獲得につながっているが、中国の消費者にとってその空間はかなり「窮屈」かもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)jovannig/123RF)