「伊達美味」サイトより

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[宮城テレビ‐OH!バンデス]2017年1月27日放送の「なんでやねん!?宮城解体新書」のコーナーで「仙台名物マーボー焼そば」の紹介をしていました。

街行く人に「仙台名物は?」と聞くと、だいたいの人は仙台三大名物の牛タン、笹かま、ずんだ餅を挙げています。そもそも、なぜ「マーボー焼そば」が仙台名物と呼ばれているのかが分からないという宮城県民は多いのではないでしょうか。


「伊達美味」サイトより

その理由を探るために、泉区中央にある「マーボー焼そば」発祥の店と言われている「中国菜館 まんみ」に行くと、そこで驚きの事実が発覚します。

元々、40年以上前からマーボー焼そばというメニューはあったのですが、1日1〜2食程度しか注文のない人気とは言い難いメニューでした。ところが、3年前に放送された「秘密のケンミンSHOW」の勘違い?で「宮城県民はマーボー焼そばを食べている 宮城のソウルフード」と紹介されたのです。たしかに、その放送を私も見ていましたが「ん!?何それ?」と思ったのを覚えています。

しかしその放送翌日、「マーボー焼そばありますか?」と来店するお客さんが続出し、一番注文の多かった時で1日120食という大盛況ぶりだったとのことです。

例え間違いだとしてもこれをチャンスにしようと、宮城県中華組合では2013年10月に「マーボー焼そば推進委員会」を発足します。仙台の新たな名物にと「仙台マーボー焼そば」として商標登録をしたのです。

現在、仙台市内を中心に50店舗以上で提供されている「マーボー焼そば」ですが、「仙台マーボー焼そば」を名乗るには3つの鉄則があります。

1、麻婆を使い具は豆腐に限定しない

2、麺は焼くか揚げたものとする

3、認定人が認定したものとする

この条件をクリアすると「認定証」がもらえるとのことです。使う具が限定されていないので、茄子や季節の野菜を使用したものや仙台味噌を使用しているお店もあり、色々なバリエーションを楽しむことが出来ます。

「中国菜館 まんみ」の店主、仙台マーボー焼そば推進委員会の委員長でもある大柳憲太郎さんは「宮城県仙台の中華と言ったら何?と聞かれたら、仙台マーボー焼そばと言われる様なものにしたい」語っていました。(ライター:佐藤憲子)