Inc.:零細企業の経営者やフリーランサーは、「クライアントが支払期日までに報酬を振り込んでくれるだけでどれほど助かるか」と愚痴りたくなることも多いですよね。請求書を出してすぐに報酬が振り込まれたら口座残高はいくらになるかな、と1日に何度も頭の中で電卓を叩いてはあれこれ夢見ているのではありませんか?

起業家向けブログ「BPlans」に投稿された記事によると、もう悩む必要はなさそうです。ライターのMarika Odineca氏が支払処理ツール「Swipe Gateway」の共同創業者であるJevgenijs Novickis氏にインタビューをして、報酬の受け取りで悩む人のためのアドバイスを求めました。その中でNovickis氏は、同社ツールを使って請求書を送った人のおよそ70%が、支払期日までに報酬を受け取っていると明かしています。

そう豪語するのはもちろん、自社のツールを起業家にアピールしたいからでしょう。けれどもNovickis氏は、同社サービスを利用しなければスムーズな報酬受け取りは無理だと言っているわけではありません。同氏はOdineca氏に対し、請求書を作成、送付する際にちょっとだけ配慮すれば、どんな支払処理プラットフォームを使う場合でも報酬を素早く受け取れるとして、そのためのヒントをあれこれ教えてくれました。その中で最も幅広く応用可能なものを5つご紹介しましょう。


1. 請求書はできるだけ早く送る


クライアントもほかの人と同様、何かと多忙でほかのことに気を取られがちです。ですから、あなたが素晴らしい仕事をしたことを忘れてしまう暇を与えてはいけません。Odineca氏はNovickis氏の1つめのアドバイスについて、「できるなら、最終納品と一緒に請求書を送ってください。早めに送っておけば、相手の処理が遅れても支払い日は早くなります」とまとめています。


2. 支払期限を短く設定する


「仮に4週間以内に報酬を受け取りたかったら、支払期日を2週間先に設定しましょう。2週間以内に支払ってもらいたければ、期日を1週間先にします。この程度なら無理がありませんし、余裕を持たせているので、万が一相手の処理が遅れても問題ありません。ただし、クライアントが大手企業で、請求の締め日が月1回の場合は別です」と、Odineca氏は同ブログ記事で述べています。


3. 相手の請求締め日に気をつける


クライアントが割と大きめの企業で、請求締め日が決まっている場合はどうしたら良いのでしょうか? その場合は、締め日を考慮した上で、タイミングを見計らって請求書を送付しなくてはなりません。

Odineca氏はNovickis氏からのアドバイスとして、「クライアントとの初仕事の時に、請求締め日があるかどうか確認しましょう。支払い日が毎月15日と決まっているなら、毎月10日あたりに請求書を送るようにしてください」と述べています。


4. モバイル端末で処理できる請求書にする


「メールの半数以上は、モバイル端末で開封されています」とOdineca氏は指摘します。ということは、スマートフォンで処理可能な請求書が望ましいわけです。その方が「PDF形式の請求書の内容をコピペする」「フォームにこまごまと記載する」「特殊なファイル形式に対処する」といった手間を省いてあげられます。理想としては「支払いはこちら」と書かれた短いリンクやボタンを用意するのが良いでしょう。アマゾンの「1-Click注文」のような感じですね。

その場合は、あなたの方で技術的な設定を行わなくてはならないかもしれません(報酬支払いの手間を省くこうしたサービスをSwipe Gatewayが提供しているのは言うまでもありません)。けれども、Novickis氏によれば、そうするだけの価値はあるそうです。


5. 請求書が行方不明にならないよう配慮する


「請求書ファイルが添付されたメールを、多忙な上司がiPhoneでいったん開封し、ファイルを添付することをうっかり忘れたまま経理部に転送して、元のメールを削除してしまう――そのせいで支払いが滞っているケースがどのくらいあると思いますか?」とOdineca氏。かなりの数に上ることは間違いありません。

自分の請求書が転送ミスで不運にも放置されることのないよう、できる限り、経理部宛てにもメールを送りましょう。その際は、請求書を添付するだけでなく、リンクもつけてください。


These 5 Invoice Tweaks Will Finally Get You Paid on Time|Inc.

Jessica Stillman(訳:遠藤康子/ガリレオ)
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