箕面で出会った、素朴で懐かしい猿のせんべい【甲斐みのりの「おやつの時間」】

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先週は、『一泊二日観光ホテル旅案内』(京阪神エルマガジン社)発売記念トークショーを、東京の「Title」と、京都の「誠光社」、二つの書店で開催いただきました。
誠光社でイベントを終えたあと、関西の友人たちと向かったのが、本の中でも好きなホテルとして紹介している大阪の「箕面観光ホテル」。大正14年に箕面滝近くに創業した旅館が起源の大型ホテルで、大阪・北摂地区における日帰り温泉の先駆けでもありました。
箕面山の斜面に建つコンクリート打ち放しの巨大な建物を手掛けたのは、名建築家・坂倉準三の弟子の西澤文隆。数年前に大規模な改装がありながら、ところどころに昔のモダンな面影が残されています。
昔のモダンな面影が残る、ホテルの階段
ホテルに併設されている「箕面温泉スパガーデン」では、劇場でお笑い、落語、大衆演劇、歌謡ショーなどが開催され、温泉に浸かったりショーを楽しんだり、一日たっぷり楽しめます。
箕面駅からホテルに向かうまでの道のりは、箕面滝まで続く遊歩道になっていて、両脇にみやげ物屋がずらり。中でも、紅葉の名所にちなんだ箕面名物「もみじの天ぷら」と、昔は箕面滝周辺によく現れた猿をかたどったお菓子や雑貨を扱う店が多くあります。

そんな中、手に取ったのが、「錦泉堂」の「モンちゃんせんべい」。小麦、砂糖、卵を使って、一枚ずつ手で焼き上げる素朴なお菓子。ペロンと舌を出した表情も愛嬌があります。
写真下の、孫悟空せんべいも、同じく箕面の遊歩道で求めたもの。おじいちゃんとおばあちゃんが二人で仲良く、もみじの天ぷらを揚げていました。おせんべいの値段は6枚100円。「卵たっぷり、焼きたてだよ。普段あまりこんなお菓子食べないでしょ。古めかしいけどいい味だよ」。おばあちゃんの言葉通り、家族で旅した子どもの頃の、セピア色の風景を思い出す、懐かしい味でした。
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