花粉症到来。赤み・かゆみの肌荒れにしてはいけないこと

あれ？　やたらとクシャミが多い……まさか、花粉!?　

そのまさかです。春花粉で代表的なスギ花粉も、2月上旬あたりから徐々に飛び始めるとのことで、敏感な方は、すでに鼻の花粉探知機が作動しているかも……。

花粉によるアレルギーは、目のかゆみや鼻水、くしゃみの症状だけではなく、肌にもあらわれることがあります。それは、かゆみとしてでたり、赤みとして出るなど症状は実に様々。

こんなときは、一体どんなメイクをしたらいいのでしょう。

そこで、自らも花粉症に悩まされるメイクアップアーティストで美容家でもある筆者が、レスキューメイク法をご紹介します。

普段どおりのメイクは厳禁

肌が炎症を起こし“かゆみ”や“赤み”はの症状がでているときと、肌トラブルがないときの普段メイクとは一線を引いたほうがよいでしょう。

花粉が付着し荒れを起こしたときの肌は、実にデリケートな状態。ひょっとして、普段使用している化粧水すらもしみてしまう……という方もいるのでは？

普段のメイクは、スキンケア、日焼け止めや下地、ファンデーションの順番が通常の工程だと思いますが、肌が超敏感のときは、必要最低限にとどめ、肌への負担を軽減させることが最優先です。

どんなメイクアイテムを使えばいいの？

肌への負担を軽減させることを考えたら、メイクをしないのが1番ですが、実際そうもいきませんよね。その場合、できるだけ肌に負担の少ないアイテムをチョイスする必要があります。

その1つに、『ミネラルコスメ』が挙げられます。ミネラルコスメの大半は、洗顔料で落とすことができ、敏感肌の方でも使いやすいです。

メイクアイテムを肌にのせていることも肌に負担をかける一因になりますが、メイクを落とす“クレンジング”も、肌にとっては大きな負担になるのです。

そのため、できるだけやさしく落とすことができ、かつメイクをしているときの肌への負担の軽い『ミネラルコスメ』は、おすすめです。

ただ、『ミネラルコスメ』の中にはミネラル以外の成分が配合しているものもあります。成分を確認する、美容部員さんに相談するなどして成分チェックをするようおすすめします。

また、ミネラルコスメの厚塗りも注意！　肌への負担が軽減されるからといっても、こってりメイクをしてしまえば、肌への負担になりかねません。

先述のとおり、“最低限のメイク”にとどめることがマストです。

これから本格化する花粉シーズン。肌トラブルが起きやすいときは、肌のキメも乱れ、肌内部の水分も蒸発しやすい状態です。そのため、普段よりもしっかりと保湿ケアをするように心がけて、美肌をキープしましょうね！

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※ nenetus / shutterstock

【筆者略歴】

黒木絵里

外資系化粧品メーカー2社を経て独立。現在「Eri Kuroki Make-up solution」代表として人材育成やメイクセミナー、コスメ・メイク監修などの美容コンサルティング業務をおこなっている。