31日、中国で1年間に殉職する警察官の数は米国より5倍多いと中国国内で報じられている。資料写真。

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2017年1月31日、中国で1年間に殉職する警察官の数は米国より5倍多いと中国国内で報じられている。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)の中国語ニュースサイトが伝えた。

中国メディアの財新網は31日、中国公安部発表の数字に基づき、中国で2010年から14年までの5年間に殉職した警察官は2129人で、年間平均では426人に上っていると指摘。一方、米国については、米連邦捜査局(FBI)が昨年10月に発表した統計から、15年に殉職した法執行官は全米で86人に達したとし、中国は米国より5倍多いと伝えた。

これについて、米ニューヨーク大学の法学者、虞平氏は、RFAの取材に対し、財新網の記事の作者が引用した数字は不正確だと指摘する。同氏は「米国の警察組織は連邦と州の二重になっており、警察官の多くは州に属している。連邦の数字だけでは、米国全体の状況を示せない」と説明する。

1791年以降の殉職警察官に関する資料が収録されているOfficer Down Memorial Page(ODMP)の検索結果によると、15年に全米で殉職した警察官は130人、16年は140人となっている。

一方で、米ニューヨークの弁護士、項小吉氏は「人口を見れば、中国は13〜14億人という数であるのに対し、米国は3億人だ。こうした観点から言えばこの数字は正常な範囲だ」としている。(翻訳・編集/柳川)