カンバーバッチ、もう一人の悪役演技にも注目!
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 マーベルスタジオ最新作『ドクター・ストレンジ』(全国公開中)で魔術を操るヒーロー役に挑戦したベネディクト・カンバーバッチが、ストレンジにならぶ重要なキャラクターを一人二役で演じていることが明らかになった。(以降、ネタバレ有り)

 そのキャラクターとは、ストレンジの宿敵カエシリウス(マッツ・ミケルセン)が、闇の魔術に手を染めるきっかけとなったドルマムゥ。宇宙における最も強力な存在の一人で、その力はストレンジの師匠エンシェント・ワン(ティルダ・スウィントン)もかなわない程。地球を含めた全世界をわがものにしようとしている。

 最凶の存在を主演俳優が演じるアイデアは、カンバーバッチ本人が提案したもの。声だけではなく、フェイスモーションキャプチャーによって、その熱演がドルマムゥの表情にも反映されている。

 この奇妙(ストレンジ)な思いつきの理由をカンバーバッチは「単純な“悪役”にしたくなかったのです。そのためにストレンジがかつて上から目線でごう慢だった頃のエゴを反映することで、より深みがでると思いました」と証言。『ホビット』シリーズで竜のスマウグをモーションキャプチャーで演じた経験を持つカンバーバッチだが、自分相手の演技は初挑戦となった。

 「とても不思議な体験でしたね」と振り返ったカンバーバッチだが、「私の演じるストレンジとドルマムゥのお互いの狙いや意志は何か? そして互いがぶつかり合った時のドラマはどこにあるのか? 面白味はどこか? などを何度も何度も監督と話し合いました」と真摯(しんし)に取り組んだ様子。そのうえで、完成した映像について「映像の素晴らしさと驚きに、しばらく席から立てなくなりました。これまでに映画を観てくれた人々も口々に、その凄さを証言してくれています」と自信をのぞかせている。“カンバーバッチVSカンバーバッチ”という前代未聞の対決はどのような決着を迎えるのか。ファンならずとも気になるところだ。(編集部・入倉功一)