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ブルーエアといえば、性能の高さやデザインで高い人気を誇る、スウェーデンの高機能空気清浄機ブランドだ。このブルーエアが2月3日から5日まで、表参道にポップアップストアをオープンしている。

ブルーエアは空気清浄機のみを開発する専門メーカーなため、業務用途に利用されるなど、パワフルな空気清浄能力には定評がある。このためか、ブルーエア製品のユーザーには、花粉症など「空気の汚れ」に敏感な人が多いという。

特徴的なのがシンプルな機能。全製品が「空気をきれいにする機能」に特化しており、加湿機能などは搭載していない。国産フラッグシップ空気清浄機の多くは加湿機能を持つが、ブルーエアの製品なら「加湿機は専用製品を購入したい」「加湿機能があると水タンクにカビが生えそうで怖い」といったユーザーに対応できる。さらに、機能がシンプルなため壊れにくいほか、北欧ならではのデザインにも人気がある。

性能の高さもあり、製品価格はやや高めに設定されているように思う。たとえば、〜11畳用の普及機である「Blueair Sense+」は直販で54,500円(税別)。自然と、購入者の年齢層は40代以上が多くなるという。今回のポップアップストアは、20〜30代の人にも認知してもらうことを狙い、若者の多い表参道に展開している。

○カラバリも豊富なBlueair Sense+

今回のポップアップストアで、一番目立つ位置に展示されているのが、前述した〜11畳用の「Blueair Sense+」だ。特徴はそのスタイリッシュさ。本体の外装は空気清浄機としては珍しい金属製で、一般的な樹脂製の製品よりも高級感がある。金属を採用したため、本体重量は11kgと少々重め。しかし同社によると、重量のぶん、本体動作時の静音性がアップしているという。

また、驚くことに「ボタン」などの操作パーツがひとつもない。基本的な操作はモーションセンサーで行い、本体上部で手を振ると風量を3段階から調整可能だ。本体上部は黒いツヤのある樹脂製だが、製品に触れることなく操作ができるため、指紋などで汚れにくいのはうれしい。

本体前面には運転状況を表すLEDが搭載されているが、このLEDの明るさや、運転時間の予約などはWi-Fiを使用した専用アプリで設定できる。

○独自のサイレントHEPAフィルター機能

Blueair Sense+のフィルターには、独自の「3ステップ HEPA Silentフィルター」を採用している。これは、目の粗さの異なる3種類のフィルターを圧着し、目詰まりを起こしにくくしたもの。さらに、フィルターを折りたたむことで、ゴミが吸着する面積を最大化している。

空気清浄機のフィルターは、目を粗くすると多くの空気が通るので、風量を確保しやすい反面、フィルターから取りこぼす汚れもでてしまう。反対に、フィルターの目を細かくすると、微細な汚れをキャッチするかわりに、空気の通りが悪くなりパワーを確保しにくい。

ブルーエアの日本総代理店であるセールス・オンデマンドによると、製品フィルターは比較的粗めの構造を採用しているそうだ。だたし独自の「粒子イオン化技術」により、汚れは0.1μmの細かな物質まで99.97%除去可能だという。粒子イオン化技術とは、花粉やPM2.0などの微細な汚れをマイナス帯電させる技術のこと。フィルター自体はプラス帯電しているので、マイナス帯電した汚れは、磁石に引き寄せられる砂鉄のようにフィルターに引き寄せられてくっつく仕組みだ。

フィルターの目が比較的粗いことによるメリットは2つある。ひとつは、前述したように風が通りやすいこと。風量を確保できるので、パワフルに部屋の空気を吸い込める。もうひとつはメンテナンス性。目詰まりしにくいため、フィルターを掃除する必要がない。ただし、半年に一回フィルターを交換する必要はある。

○国産の空気清浄機とはまったく異なるアプローチ

この「フィルター交換」というメンテナンス方法も、国産メーカーの空気清浄機と異なる点だ。最近の国産メーカーの高機能空気清浄機は「10年交換不要」などの、長寿命HEPAフィルターを採用する傾向が強い。このため、基本的にはHEPAの前につけられたプレフィルターを掃除する必要がある。一方ブルーエア製品にはプレフィルターがそもそも存在しない。半年に一度フィルターを交換するだけなので、メンテナンスが非常に簡単である。

○空気の状態を常にチェックするAwareも展示

会場には空気清浄機のほか、部屋の空気の状態をモニタリングする専用モニター「Blueair Aware」も展示されていた。これは、設置した部屋のPM2.5やVOC(揮発性有機化合物。臭いの強さの目安として扱われることが多い)を計測。空気の汚れに応じて、リンクした空気清浄機を自動的に制御することもできる製品だ。

(倉本春)