すばらしい!一つ一つの出し物がきれいですね。中国の古い時代から今に至るまでのことを演劇の中で伝えてくれる、心に残る素晴らしい演技でした。あとは一人一人の動き、手の先から足の先までの細やかな動きが素晴らしいです。また一つ一つの情景や風景が雄大だなと思いましたと感動の様子の芝田山親方(大紀元/野上)

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 神韻芸術団日本公演の8日の日程が成功裏に終了した。神韻芸術団は失われた中国伝統文化の復興を目指し、ニューヨークを拠点として世界各国で活動し賞賛を受けている。大盛況の舞台に足を運んでみた。

 会場に入ると混雑を極めていた。知人からの紹介、またはSNSやWEBからの情報を得て来場した観客が多いようだ。人の波をかき分け席に着きしばらくすると、オーケストラの音合わせが耳に入ってきた。神韻芸術団の伴奏は生のオーケストラが演奏する。その音についで次々と他の楽器の音が鳴り響いていく。その音を聞くとこちらもだんだんと高揚してくる。

 大鑼(おおどら)の「ジャーン」という音とともに公演が始まり、ダンサーたちは舞台の上でしなやかに躍動し、オーケストラは会場全体に豊かな音を響かせ、歌手は圧倒的な声量で観客の心を震わせる。バックのスクリーンからは古代中国の景色やモンゴルの草原、また誰も見たことのない天上の世界が繰り広げられる。

 全プログラムを通じて感じられたのは「一体感」だ。古典舞踊にしろオーケストラの伴奏にしろアーティスト一人一人の技術はレベルが高く、見ごたえのあるものだが、それ以上にそれぞれの卓越したパフォーマンスとバックスクリーンの映像が融合し、今まで見たことのない舞台がまさに一体となって眼前に繰り広げられる。表現は伝統文化に基づいたものであるが、先端技術を駆使した映画などよりもかえって新鮮なものに思える。孔子の有名な言葉に「温故知新」というものがあるが、まさにこの言葉の通りだ。

 「すばらしい!一つ一つの出し物がきれいですね。中国の古い時代から今に至るまでのことを演劇の中で伝えてくれる、心に残る素晴らしい演技でした。あとは一人一人の動き、手の先から足の先までの細やかな動きが素晴らしいです。また一つ一つの情景や風景が雄大だなと思いました」と元横綱大乃国、現、芝田山親方も感動された様子。

 伝統文化に関しては現在の中国においては残念ながら徹底的に否定され破壊されており、神韻公演も中国で上演することができない。素晴らしい中国伝統文化の煌めきを感じる度に、自国の文化の表現を自国で見る事が出来ない事に対して単純な疑問が起きる。なぜことさらに古き良きものを破壊するのだろうか。

 

(文/大道)